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俺しか知らない…

先生にキスをしながら足の間に手を忍ばせる。柔らかくそこを撫でながら、まだ俺が触れた事のない奥の窄まりにゆっくりと指を伸ばすと、俺の肩にかかっていた先生の手に力が入った。 「……嫌?」 「ん……いちいち気にすんな」 確かめるようにゆっくりと指を這わせ、少しずつ挿入させる。ローションを纏った指は意外にもすんなりと飲み込まれていった。 「………… 」 口を真一文字に結び、声を出すこともなく俺の指を受け入れている先生が、感じてくれているのか本当は嫌なのかわからず不安になる。そんな先生に俺はそっとキスをした。 舌を絡めず軽く唇を重ねる。唇、頬、こめかみ……緊張を解すようにゆっくりと彼方此方にキスを落とす。 「陸也さん、もっとよく見せてね。もっと解させて……」 そう言って俺は先生の両膝を割るようにして足を広げさせ、膝を上げた。やはり恥ずかしかったのか、腕で顔を覆う先生に声をかける。 「ねえ、気持ちよくない? 声……我慢しないで聞かせてよ。指、二本入ったよ? ここもこんなに硬くなってる……」 目の前で反り勃つ先生のそれを、俺は片方の手で緩々と扱きながら中を掻き回す。 「んっ……ぁ…… 」 「陸也さん、いい?……ここ?」 相変わらず声を堪えながら、こくこくと頷く先生の腕を掴んで顔を寄せ、俺はもう一度キスをした。 「挿れるよ」 ゆっくりと先生の中に浸入する。久しぶりのこの纏わりつく感覚にぶわっと全身が粟立った。相変わらず声を堪え、目を瞑る先生が可愛くて、この表情を歪めたくて俺は律動を早めていった。 息が上がる……でも気持ちがいい。俺の下で苦しそうな顔をしている先生にもっと気持ちよくなって欲しくて、もっともっとと腰を振る。 唇を噛み声を堪えているのが嫌で、俺は先生の口の中へ無理やり自分の指を挿し入れる。目を剥き驚いた表情に御構い無しに、先生の口内を指で撫で舌を弄った。 「陸也さん、声我慢しちゃやだ……俺のでちゃんと気持ちよくなってよ」 無理やりに顎を開かせギリギリまで唇を寄せながらそっと囁くと、フッと俺から目を反らす。 いつもはグイグイ来るのに、こうも恥じらうように頬を染める先生に興奮した。 「そういうとこ、好き」 先生の意外な一面に結局俺の方がどんどん昂ぶってしまい、あっという間に果ててしまった。 「……突かれてると勝手に声出るのが恥ずかしいんだよ」 そう言って先生は不満そうに口を尖らす。 「あっ……待って。俺イッたばっか。陸也さん……んっ」 少し脱力している隙に、俺はまた先生に組み敷かれて自由を奪われ尻を弄られていた。 「俺はまだイッてねえだろ? ほら……もっと足を広げろ」 仕返しとばかりに執拗に弄られ堪らなく声が漏れる。そして俺がしたのと全く同じに先生は俺を抱き、激しく突いた後に俺の中で吐精した── 二人で一緒に風呂に入る。 狭い湯船に、体を密着させ俺は先生に寄りかかり温まった。 「……なんだよ。志音が言い出したんだろ?」 「………… 」 「ちゃんと気持ちよかったんだろ? 二回もイッてよかったじゃん」 俺の願望にこたえてくれたのは嬉しかったけど、結局また俺は先生にぐずぐずに抱かれてしまった。 「絶対わざとだ……俺と同じに抱いたでしょ。俺……下手だった?」 あまり声出してくれなかったし俺の事見てくれなかった。思い返すと独りよがりだったんじゃないかと真面目に凹む。 「下手なんかじゃないって。言ったろ? 恥ずかしいんだよ……察しろよ。俺なんかがアンアン言ってたって萎えるだけだろ」 「……可愛いのに」 萎えるわけがない。 あんな可愛い一面が垣間見れたんだ。絶対またリベンジしてやる。 「可愛いなんて、そんなこと言ってくれるの志音だけだわ。ありがとな」 嬉しそうな先生が俺を背中から抱きしめた。 当たり前だよ。先生のあんな顔知ってるの俺だけだもん。 俺は振り返り「可愛い」と言いながらまた先生にキスをした。 end…

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