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7 そんなあなただけど……

………………探すって~~~ 「鍵を……」 『アソコから』 ……………… ……………… ……………… 『アソコとはアナルの事だよ』 「言うなーッ!」 そんな場所に鍵が入っている訳ない。 しかし、もしも…… 入っているとしたら、なんの目的で? あなたはどうして、俺のそんな場所に家の鍵を隠したんだ。 「悪の秘密結社から我が家を守るため」 『違うね。我が家はどこをどう操作しても、スーパーロボには変型しない』 うん、知ってる。 「脱税のため」 『おいおい、我が家にそれほどまでの財産はないよ。それに私はきちんと納税する国民の(かがみ)だよ』 国民の鑑が、我が家の鍵を蕾に隠すかなぁ? 『アベックは皆やってるよ』 「アベック言うな!『(つがい)』って言えー!」 まったく。 このαは……どこで覚えてきたんだ?死語だよ、死語。 『今時の子の言葉は難しいね』 「『番』は流行語じゃありません」 『そうなのかい?』 「そうです」 国民の鑑! 『番』くらい、ちゃんと覚えよう。 『それで君、鍵に戻るが』 「うーん」 『降参かい?』 悔しいけれど…… なぜ、あなたが俺のそんなところに隠したのか…… 「分からない」 『それはね……』 スマホの中で、艶やかな宵色の瞳がすっと細まった。 『君の淫らな姿を見るためだよ』 ………………ムギャ♠ 俺は真剣に考えていたのに。 あなたという人は~~~ けれど。 あなたが望むなら………… 『アソコ、少し大きくなったんじゃないか?』 だって、俺……… 『もう先っぽ、濡れてるね』 あなたが好きだから。 『おパンツ脱ごうか』 「はい………」

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