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第3話
修月院 英こいつはどうやら旗本から代々つらなる由緒正しい家の出らしく生粋のぼんぼんという奴だった。
エスカレーター式の学校だからか、
この学校では外部生に対する風当たりが強いのだが
英は気さくに仲良くしているようで
"はなちゃん"という愛称で周りから好かれていた。
「おっすはなちゃん!隣の奴が例の外部生か?」
「お前もこんな時期に大変だなぁ!!」
編入生が珍しいのか英と俺の間にワラワラと人が集まり質問を浴びせてくる。
「修月院のおかげで馴染めそうだよ」
「ん?何か言った?」
これからの学院生活、あまり悲観しなくていいかもしれない。そう期待に胸を躍らせた。
「せっかく外部生が来たんだからな!歓迎会しないと」
「お前が騒ぎたいだけだろ!「あ、ばれた?」
ギャハハと沸いた後、急に息を潜め
「例のアレ、やらないか?」
「ああ、アレな。準備は万端よ」とニヤつきながら
「週末俺の部屋集合な。はなちゃん勿論くるよな?」
とありがたいことに歓迎会を開いてもらえることになった。
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