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第1話

「ん〜んっ……。……イテテテ」 寝返りをうった際にきた腰の痛みで目が覚める。 隣で気持ちよさそうに眠る、輝(あきら)の寝顔を見て昨日の出来事を思い出す。 12月24日。 街はイルミネーションでキラキラと輝き、サンタの格好をした店員がケーキやチキンを売っているーー。 テレビの生放送特別番組で映る街中のツリー近辺は、そんな感じで盛り上がっていて多くのカップルで溢れかえってていた。 俺もあいつも、もちろん生で見たった。……でもそれは出来ない。毎年叶わないんだ。 何故ならーー「男同士」のカップルだからだ。 友達のふりをして行けばいいじゃん!なんて言われたりもするけど、周りには「クリスマス」っていうイベントで浮かれ、イチャイチャしているカップルが沢山いるんだ。 そんなところにいたら、手を繋いだりキスを我慢できるはずがない。 ってことで俺たちは、朝から輝の家で美味いもん食って、ベッドの上でイチャイチャ……気づけば翌朝になっていた。ってところだ。

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