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それから……。
和威への気持ちは変わらへん。
そう言ったんやけど。
やっぱりなんか形にせんと不安になってしゃーない。
「指輪?」
「せや。同性愛者 は結婚はでけへんやんか?でもな、俺はそれくらい和威が好きやねん」
「あんたにしてはいいんじゃない?」
俺にしてはてなんやねん。
失礼な奴やな。
「貴史?」
家に帰ってから和の指を触っとたら不審がられた。
指輪のサイズいくつなんかな?
「なぁ、今度の休み指輪買いに行かへんか?」
「え?」
「和とお揃いの指輪買いたいねん」
サプライズしたかったのに。
ほんま俺ってヘタレすぎや。
「貴史、指輪って急にどうしたんだよ?」
「和に変な虫がつかんようにや。俺たち男同士やから結婚はできんから、せめて、、、指輪ぐらいは」
「指輪って。でも、」
「俺が和に贈りたいんよ」
「指輪ってまるで……」
うわっ。
顔真っ赤やな。
「せやで。俺は和をお嫁さんにしたいくらい好いてるんやで?知らんかった?」
「お前が俺をそんなに好いてくれてるとは思わなかった」
「なら、覚えとってな?俺は一度好きになった相手をそうそう手放さんからな?」
「うん覚えとく」
あーもうホンマ、和は可愛ぇなぁ。
「なぁ。貴史はホントに俺でいいのか?俺は……」
「えぇで。俺は不器用で自分の気持ちを上手く伝えれんそれでいて実は一途なそんな和が好きやねん」
「俺、貴史が嫌だって言っても離れないから」
次の休みの日。
和と一緒に指輪を買いに行ったんやけど。
もー、和が可愛くてヤバかった。
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