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TwitterにUPした140字SS

140文字以内で表現、というのをやってみてます。 お目汚しですが……σ(^◇^;)   ◆ ◇ ◆ #雨という文字を使わずに雨が降るを文学的に表現してみろ 辺りがフッと暗くなる。 まるで太陽すら恵みを落とすのを厭うかのようで、とことん見放された気分で首を落とす。 天空からパラパラと音たてて落ちるものが地面をポツポツと染め出し、笑みが浮かんだ。 自分だけじゃない。みんな同じく濡れる。   ◆ ◇ ◆ #冬という言葉を使わずに冬を一人一個表現する物書きは見たらやる 頬に吹き付ける風には雪片が混じり、メガネに張り付いて水滴になる。 鼻先まで巻き付けたマフラーの中で深いため息をつく。視界が白く曇る。 足早な人々の優しい無関心に安堵しつつ、自分を哀れんだ。 涙に気づく人は無い。   ◆ ◇ ◆ #雨・僕・嘘で文を作ると性癖がバレる 「なんで昨日黙って帰った?」 「雨が降りそうだったから」 僕は嘘つきだ 「洗濯物、濡れるなって」 「おまえなぁ。ひとこと言ってけよ」 洗面所で見つけたピアスのことも それが誰のか分かったってことも 持ち主に何をしたかも 「ごめんね」 絶対に言わないよ   ◆ ◇ ◆ #爪・死・僕で文を作ると性癖がバレる 行くぞ せーので出る 死ぬなよ 「やべ爪伸びてる」 は? 「僕さ、爪は欠かさず手入れしてて」 生きるか死ぬかって時になにを 「いつでも速攻エロいことできるように」 は? 「ね、生きて帰ったらやらしてよ」 イイ顔で笑いやがって ばかやろ 帰ったらな。せーの!   ◆ ◇ ◆ #夏という言葉を使わずに夏を一人一個表現する物書きは見たらやる 「茹だる~、クッソ暑いっ!」 「ウザイ黙れ」 「イイじゃん言うくらい」 「涼しくなるならな。騒いでも暑苦しいだけだろ」 「あ噴水。飛び込みてえ」 「行けよ。んで飛沫だけちょっとクレ」 「他力本願かよ」

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