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「きっと僕は」で始まり「こんなはずじゃなかった」で終わるお話 Twitterで流れてきたお題

 きっと僕は、正しい大人になる。  そう信じて努力してきた。学び、鍛え、正しくあるため身を律し──── 「ほら、くち開けな」  肘をついた両手を拘束され、よつばいになって膝を開いた姿勢で、命じられたままくちを開く。 「舌出せ」  太く熱いものが、伸ばした舌に乗せられると同時、後ろの奥深く埋め込まれたものが蠕動した。 「……っ!」 「おおっと動くな動くな。そうだ、そのまま」  愉快そうな声が降る。奥で蠢くものに、喉奥から掠れた音が漏れたが、くちを開いたままなので意味のある声にはならない。 「くち閉じるな。もっと舌出せよ」  ククッと含むような笑いが落ちた。  舌の上に乗せられたものが熱と硬度を増し、ムンとした匂いが口腔と鼻腔を満たす。おのずと喉が鳴り、溢れる唾液はだらだらと顎を濡らした。 「喰らいたいか? とんだスケベ野郎だな。偉そうにしてたくせに、いいザマだ」  野卑な男の嘲笑う声が降り、身体が熱くなる。  もっと、もっと、もっと  早く、早く、早く、くれ…… 「いいぜ、喰らえ」  男の許しを得て、舌の上のものに喰らいつく。喉奥まで呑み込んで丁寧に舌を絡める。 「うまそうに喰らいやがる。お偉い役人サマが男のイチモツしゃぶるの大好きとはな」  正しくあるため、学び、鍛え、身を律し、努力を続けた。  国の要職に就き、高貴な妻を娶り、優秀な子を得た。誰もが羨む立場にいる、はず。  こんなはずでは、なかった……

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