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『千のちんこの神隠し』13
お母さんと合流したぼくは、ものすごく怒られました。怒ったお母さんは怖いけど目がうるうるしていたので、泣かせてしまったのかと思ってすごく反省しました。
不思議なお風呂屋さんで何日も過ごしたはずなのに、なぜかこちらでは一日も経っていないようでした。おばあちゃんも「ケーサツザタにならなくて良かった」と言っていました。
翌日からしばらく外出禁止になってしまいました。タダシさんに会いたかったけど、家のお手伝いや勉強をして我慢します。ゲームやユーチューブも禁止だったので、とっても退屈でした。
しょうがないのでチラシで紙飛行機を飛ばして遊んでいると、ベランダの窓からぺちぺちと音がしました。見るとタダシさんのちんちんが窓を叩いています。
隣のおばあちゃんの家のベランダと繋がっているので、こっそり来てくれたみたいです。退屈していたぼくは嬉しくなって窓を開けました。
「ちんちん……来てくれたんだ」
ちんちんは部屋に中に入ってくるとぼくの足元に寄ってきました。その様子はまるでぼくを元気づけてくれるようです。ぼくは勉強机の引き出しに隠しておいたビニール袋をちんちんに差し出しました。
「これ、君が落とした袋だよ」
ちんちんが逃げ出した日におばあちゃんの家に落とした袋でした。中身は使いかけのワセリンでした。袋の取っ手をちんちんにかけてあげようとしましたが、ちんちんはそれを拒否して中身を指しました。
「……塗ってほしいの?」
しかしちんちんは全力で体を横に振ります。ちんちんは周りを見渡すと、タンスの上に置いてあったクマのぬいぐるみを倒して、そのおしりにちんちんを押し付けてます。
「おしりに塗るの?」
ちんちんは激しく首を縦に振って肯定しました。
そういえば、ミィもおしりにちんちん挿れられて気持ちよさそうにしてたのを思い出しました。
(タダシさんにちんちん挿れたらどうなるんだろう……)
ミィのいやらしい姿がタダシさんに変わった瞬間、ぼくはドキドキして生唾を飲みました。ぼくはちんちんを呼ぶと、膝の上に乗せてワセリンを塗ってあげました。手で擦ってあげるとぬるぬるして、すぐに勃起しました。いつもよりも気持ちよさそうに見えます。
ちんちんがカチカチになると、ぼくはその大きな先端をぺろりと舐めてみました。お店でミィがお客さんにやっていたことです。見様見真似でそのまま口に入れようとしましたが大きくて入りませんでした。
(歯を立てたらダメだって言ってたなぁ)
ミィのアドバイスを思い出しながら、舌全体で先端を擦りつけているとじわりと先走りがにじみました。この調子だと思っていると、不意にインターホンが鳴りました。それも一度でなく連打で鳴り響きます。
ちんちんから離れて玄関の扉を開くと、タダシさんが顔を真っ赤にしてそこにいました。
「りゅうくん……何してるんですか……っ」
その口調が怒っていてぼくはちょっと怯みました。濡れた唇を袖で拭きながら、そっぽを向きます。
「ち、ちんちんにクリーム塗ってあげてただけだよ」
「謹慎中にえっちなことはいけません。ほら、おちんちんも帰りますよ」
玄関からタダシさんが呼びかけますが、ちんちんは帰ろうとしません。それどころか部屋の奥へと逃げていきました。
「まったく……」
ぼやきながらタダシさんは部屋に上がりました。でもちんちんは勃起したまま、タダシさんから素早く逃げます。追いかけっこをするタダシさんの服の裾を引っ張りました。そして背伸びをしてそっと耳打ちします。
「ねえ、タダシさん。ちんちんも言うこと聞かないし、ちょっとだけシようよ」
「駄目ですよ」
「今、おばあちゃんおうちにいないでしょ?」
「でも……」
迷うタダシさんに、ぼくは部屋の隅で警戒しているちんちんを指差しました。さっき出た先端の蜜が糸を引いて垂れています。
「ちんちんもカチカチになってるし可哀想だよ」
タダシさんが口を閉じました。その時になってムラムラしてるのはタダシさんも同じだと気づきました。無言になったタダシさんの手を引いてリビングのソファにいきました。
「ちょっとだけだから」
しばらく考えていたタダシさんでしたが、やがて諦めたような声とともにソファに腰を下ろしました。
「……本当に、少しだけですよ」
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