「ヤバい。イきそう。どうしよう、春樹」 「え？　え？」 　僕は目を開け、頭を起こした。灯は薄暗い部屋の中でもわかるほど頬を赤くして、改めて興奮を僕に押しつけた。 「めっちゃシコりたい。春樹も一緒にしよう」 　僕はお腹に灯の硬さと自分のしゅわしゅわを感じながら、ほんの短い時間だけ逡巡し、覚悟を決めて頷いた。 「うん。しよう」 　灯はヤバい、ヤバい、と言いながらベルトの金具を外し、スラックスのボタンを外し、ファスナーを下げた。紺色のボクサーブリーフは大きくぱんぱんに膨らんでいて、矢印のような形がはっきり見えている。僕も同じようにしたら、やっぱりグレーのボクサーブリーフの内側で上を向いて硬くなっていた。 「春樹、せーのでパンツ脱ごう。せーの！」 　教卓をガタガタ言わせながら、僕たちは同時にスラックスと下着を足首まで下ろした。お尻を床につけて、灯は笑った。 「床、冷てぇっ」 　上履きに引っ掛けながら脱いだスラックスを床に敷いて、教卓の内側に並んで座った。 「春樹のちんちん、かっこいい形してるな」 　のぞき込まれて戸惑ったけど、僕ものぞき返した。 「灯のは、大人っぽいね」 　赤黒く大きく張り詰めていて、まわりにはたくさん毛が生えていて、大人の姿をしていると思った。 「春樹の身体は、全部かっこよくて、エッチで、最高」 　僕の勃起を見ながら話す灯の声は、蜂蜜みたいにとろりとしていた。