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第2話

「おはようございます」 「おはよーセツ!」 「今日も寒いね〜セッちゃん!」 朝からみんなから挨拶され一人一人に返事をする ど田舎の町工場に勤める俺は(横田 雪凪 ヨコタ セツナ)33歳の働きアリだ。 大学の時だけ地元を離れたが都会というモノに馴染めず田舎の地元に戻った。 都会という所は怖い。。。 自分のヘタレさが嫌になるがこればかりは仕方ない…と言い訳をする。 「セッちゃん昨日やったか?毎年恒例の?」 ニヤニヤと笑いながら近寄ってくるのは課長の山さん。 たぶん50歳前半ぐらいで俺の師匠だ。 「もちろん!ヤらないと始まりませんから!」 「ははははっ!!相変わらずだなぁ。今季初の積雪だったもんな〜やってると思ってたぜ!」 笑いながら肩をポンと叩いて喫煙室へ向かう最中に  うるせー!  っと唸っておいた。 昨夜した行動は毎年恒例の事と周囲には周知され笑いのネタにされている。 まぁもうここまで来れば開き直りしかない! 昔課長に話したら次の日には会社中が知っていた。 どんだけスピーカーなんだよ!!! この時秘密はこの人には話さないと誓った。 『ほらみろ!!誰にも言わない方が良いって言っただろ!馬鹿にされるって!!』 『うるせー!雪が降ったらするしかないんだから良いんだよ!!!』

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