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第12話
「おはよ〜!調子はどう?」
「眠い、だるい…でも良くなってきた」
「はははっ、そりゃー1年も寝てたんだから仕方ない!これからリハビリだな〜」
「はぁ…まぢ面倒…歩ける気がしないわ。」
「大丈夫!大丈夫!俺が手伝ってあげるからさ!」
「ああ、頼むな。セツ…」
「ん?どーした?」
「キスして」
ハヤトはキスしてと言いながら俺の頬を撫で顔を引き寄せキスをして来た
少し荒れているがしっとりとした唇の感触にハラリと涙が流れハヤトはそんの俺の顔を眺め涙の跡を舐めた
「しょっぱいな。目が覚めた時と同じだな。」
「そんなの覚えてたのかよ…」
「あぁ、セツが泣きてるのに気付いて起きないとって思った。」
「おせーんだよ。もっと早く起きろよ馬鹿」
「泣くなよ。愛してる セツナ」
「ハヤト…俺も 愛してる 」
「はぁ…抱きたいのに抱けねえとか最悪だな…」
「エッチ…でも俺が乗ってあげるから大丈夫だ。」
ニヤリと笑えばハヤトは盛大に溜息をつき項垂れてしまった…あれ?なんか違った??
「もう喋るな!!」
「えぇ〜」
2人で笑い合いあえるこの時間が嘘みたいでまた涙が溢れた。
今日も外は雪がキラキラしていた。
fin.
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