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第17話

そのあと夜になりショッピングモール内のフードコートでご飯を食べて、イルミネーションを見に行った。 「綺麗だね」 そう僕が言うと 「イルミネーション俺と見るのが初めて?それとも親とかと来たことある?」 そう聞かれて 「藤山くんが初めてだよ」 そう言った。 「ねぇ藤山くん…」 「ん??」 「僕ね、僕藤山くんが…すき!……です。付き合って下さい」 しばらく沈黙があってそのあと 「先…越されたなぁ」 「え?」 「俺東雲に好きとは言ったけど付き合おうって言ってなくて改めて言おうとしてたんだ。今日。でもなかなか言えなくてそしたら東雲に先越された」 そう言って笑った。 「俺からもお願いします。俺と付き合って?東雲」 「……うん!…うん!お願いします」 そう言って号泣した。 僕にとってのクリスマスは毎年悲しいものだったけど今年は藤山くんのおかげで幸せなクリスマスになった。 クリスマスだけじゃない。 今年は色々なことがあってとても悲しんだり嬉しくなったり……。 でもそんな毎日を彩ってくれた藤山くんには感謝しかない。 これからも毎年藤山くんとクリスマスを過ごせたらな…なんてね。

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