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第2話 回顧

*** 「あなたを受け入れる国はどこにもない」 「分かっている」 「国が滅びれば、あなたは罪人だ」 「それも分かっている」 「だったら、なぜ」 「不敬である」 フッと口角が上がった。 ……あなたは傀儡だ。 戦況は劣勢だ。降伏する以外、道はない。 あなたは、戦争を始めた軍人達が命惜しさに罪を押し付けて擁立した、お飾りの皇帝に過ぎない。 分かっていながらなぜ、即位した? 「世界を手に入れるために……」 「我が国はもうすぐ」 終焉を迎える。 「これから始まるのだよ!」

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