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逢瀬8
されるがままでいる、彼の腰に巻きついているバスローブの紐を解き、手早く脱がせた。目の前にある均整のとれた上半身を眺めたら、シャープな青年の頬が、恥ずかしさで赤く染まる。
「本当に、綺麗な躰をしているね。堪らないよ」
本当は首筋からゆっくり責めていこうと考えたものの、触ってくれと言わんばかりの綺麗な色をした乳首に引き寄せられ、舌先を使って執拗にぐりぐりした。
「石川さん、くすぐったいです」
「最初はそんな感じだろうけど、感度があがれば自然と感じられるから。くすぐったいと言ってるけど、乳首が勃ってるよ」
高橋の言葉に驚いた顔した青年は、首をもたげて胸元を見た。
「乳首だけじゃないよ。ここだってほら……」
同じように確認させるために、目の前の顔を覗き込んでから、視線をゆっくりと下に這わせる。トランクスの中で、形をちょっとだけ変えた青年のモノを、ぎゅっと鷲掴みした。
「んんっ!」
びくっと躰を震わせ、焦る表情を浮かべたのを尻目に、布地の上からやわやわと触り続ける。次第に硬度を増していくのを、自分の手のひらで感じただけで、高橋のモノも同じようになっていった。
「あうっ、あっ、はあ、あ……っあ、あっ」
他人に触れられる、もどかしさを感じているのか、つらそうな顔をして腰を上下させる青年。薬がいい感じで効いているお蔭で、大胆になっているのかもしれないと考えつく。
「素直なはるくんは可愛いね。ご褒美に、もっと気持ちのいいコトをしてあげるよ」
「もっと……気持ちのいいコト?」
「ああ、だから腰を上げて」
高橋の言葉に素直に従って腰を上げ、長い足からトランクスを脱がして露なった下半身を手にした。
「下着の上からちょっと触っただけなのに、こんなに硬くして。エッチなんだな」
「それは……はじめて人に触れられたせいで、感じてしまっただけで」
「そんないいわけは通じないよ。躰は正直だからね。俺の言葉だけで、汁をこんなに溢れさせてるくせに」
舌なめずりして、先端を指先で弄ってあげる。
「っあ、だめ……や、やああ……」
ぬちゃぬちゃとイヤラシイ水音が部屋に響き渡ったせいで、青年が右手で自分の顔を覆い隠す。さっきまであげていた声とは違った、甲高くて甘いトーンを聞いていたくて、高橋は容赦なく青年のモノを弄り倒した。
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