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第8話

再評価の日が来た。今までの練習を無駄にしないように、全力を出す。 みんなそわそわしていて落ち着かない。 隣で朝食を食べていた圭とぼそぼそと話をする。 「今日だな」 「上がりたいな」 「おう、、なんか食べる気しなくなってきた」 食堂にスタッフが入ってきて声をかけた。 「そろそろ準備してください~~、カメラも同行するので」 「あーい」圭が席を立つのに合わせて俺も席を立つ。 _____ 再評価は個人が映像を撮りそれをトレーナーたちが評価する形で行われた。 結果はBのままだった。圭はCに下がってしまった。 「じゃあな」 ほかの練習室に移動していく圭の背中を見送って、自分の結果をもう一度見る。 「、、今度の約束は果たせなかったな」 _____ 宿舎に戻ると、一時的とはいえ緊張がほどけ、みんなリラックスした表情だった。 何人かと談笑していると後ろから肩にずしっと負荷がかかる。 見上げると隼人の顔があった。 「、、お、隼人」 「栞太さん、待ってたのに何で上がってこれなかったんですか」 「ああ、、ごめんな」 「しょうがないよな、栞太途中で声裏返ってたし、」 周りの練習生が笑う。 「はは、、」 乾いた笑いしか返せなかった。

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