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赤坂くんのとある日(後編)

僕は大江くんのツヤがあるがフワフワとした髪をかき抱いた。 その感覚に彼がここにいることをより実感させられた。 彼は満足するまで僕の乳首を舐めしゃぶった。ヒリヒリと麻痺し、口から離された先端は冷たい空気にひんやりする。僕はまたその刺激に声を上げそうになってぐっと喉奥を締めた。 「沙稀くん、気持ちよかった?こっち、まだ触ってなかったからたっぷり気持ちよくなろうね」 もしかして。待って。と声を出す前に、大江くんの手はぎゅうっとペニスを握り込んだ。 先ほどのは余興に過ぎなかったとでもいうように、ぐっと刺激が強くなり、僕は一気に意識が飛ばされた。 「ぃあっ…!あっ、あっ、あっ…!!」 僕は口が開いたまま声を漏らす。 やばい、気持ちいい。きもちいい。さっきのじゃないぐらい、きもちいい。 他人に触られるということがこんなに気持ちいいのか。僕は嫌でも思い知らされる。 呼吸の荒さに息を吸いたくて瞑っていた目を開ければ、もう欲の色を全く隠さない大江くんの瞳がこちらを見ていた。 「はぁっ、すごくかわいい…こっちの方が好きだった?すごい乱れてる、僕の手どう?」 「んあっ、あ、ああっ………えあっ!?」 返事できず喘いでいると、強く握り込まれた。 そのまま皮なんか無視して上下に大江くんの手自体で僕のものと擦れあげる。 「ひゃああっ、やめ、やめっ、うあっ」 直接彼の手が僕を刺激し、痛みに近い強烈な快楽感覚で悲鳴を上げる。 のぼり詰められ、感覚がわからない。きもちいいのか、痛いのか、もっとして欲しいのか、その快楽に壊れそうなのか。 「はげ、し、つらっ、きあっ」 「んぁっ、んっ、その顔やばい…僕触ってないのにイっちゃいそう」 淡言で呟かれながら、出てきた涙粒を吸われる。 僕は押し流されるまま快楽に身を委ね続けた。 目の前にある大きな胸元をめいっぱい自分へくっ付ける。そうすると伝わってきた暖かい体温と爽やかな香りにもっとより酔いしれた。 「〜〜〜っ!!!イき、そ……!!」 「うん、いいよ。いっぱい出して」 右耳に囁かれた甘い一声に僕は身体全身を震わせて白を吐き出した。 目の前は白く光り、次第に暗闇へ落ちていく。 身体は暗闇に落ちた途端力が入らなくなり、体がだらけおちるのを大江くんが抱き留めた。僕はもう力が入らなくてそのまま彼にもたれこむ。 大江くんは吐き出された僕の精液を拭き取ると、嬉しそうに僕を抱きしめて、髪や顔中にまたキスを降らし始めた。僕はもう何もかもどうでもよくなってそのまま受け流されるだけだ。 「かわいい、かわいい、いっぱいイったね♡大分してなかったから、とっても濃いの出たよ。今度は溜まる前に僕が沙稀くんのいっぱい出してあげるから安心してね。乳首もいっぱい開発して気持ちよくなろうね♡気持ちよくなるお手伝いいっぱい頑張るね」 そう言って、耳裏を舐められる。 それに「んやぁ…」と声を漏らしてしまい、僕は慌てて口を手で塞いだ。  賢者モードで冷静さが戻ってきた僕はこの状況に絶望しかない。 (やばい、確実に道を一歩踏み外した。僕、男同士で何を…) その思考の途中で、後ろから抱き抱えている大江くんの吐息がまた熱が上がり、お尻の骨に当たる硬いものが嫌な予感を物語った。 「沙稀くん……ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから僕の付き合って…」 「え?!ま、まって!む、むり…っ!むりだからっ…!」 僕の制止の言葉を興奮しきった彼が聞く耳を持つはずがなく、そのまま前へ押し倒されて僕はベッドの上へまた逆戻りしてしまった。 先ほどは僕の真正面に乗っていた大江くんが、後ろから僕を羽交い締めする様に覆いこむ。 剥き出しになった尻に直接大江くんのズボンが当たりガチガチになった股間部が擦り付けられた。 膨らみが…!結構、大きい…!! 痴漢されている女性ってこんな感覚なの…と僕が顔面蒼白になってると、大江くんはまた僕の乳首を指でいじり始めた。 「ちょ、大江くっ」 「沙稀くんの乳首まだこんなにツンツンしてる…」 「や、やめっ!」 僕は完全に正気に戻ってしまって、大江くんは反対に理性が完璧に飛んでいる。 後ろから抱き抱えたまま僕のうなじや背中にキスを落とし、取り出したちんこを大江くんは僕の尻に擦り付けた。 「ひぃっ」 尻の割れ目に挟むよう擦り付けられる。たまに僕のものに大江くんの大きなものが当たって羞恥でいっぱいだ。大江くんは飽きずに乳首をいじり倒す。 「やっ、あっ、あっ…んちゅ」 拒否する僕の口を後ろから回り込んで柔らかく啄まれる。どんな大きさなのかわからない大江くんの息子は尻にペチペチあたり乳首はぐにぐにと指で好きなようにこねくり回される。 また流れ込んできた唾液を思わず口内で受け止めてしまい、どろっとしたものが僕の喉を通っていった。 舌を好きなように貪られ、息は出来ず、乳首はピリピリとした刺激で痒くてたまらない。 キスしていくうちにまた僕が意識をどこかへ飛ばしそうになったとき、ずるりと尻に添えていた大江くんの大きなちんこを僕の緩く立ち上がり始めたちんこにすりつけた。 「沙稀くん…一緒に気持ちよくなろ?」 色情しか含まない囁きを耳に吹きかけられ、大江くんは僕のと自分のを一緒に大きな手のひらで包みこんだ。 ギュッギュと大江くんの耐えきれず我慢汁で濡れまくった大きなそれは僕のやつと色も形も違くて、心臓がギュウギュウと興奮する。 一緒に擦られると、ついさっきイッたのに僕の息子は元気になっててすぐ硬くなった。 肩越しにある大江くんの吐く息が頬にあたり、「沙稀くんの、きもちいい…沙稀くんのおちんちんいっぱいキスしたい…」なんて変態発言をしている。 大江くんのさっきまでの紳士な対応はどこへやら。 僕も意識が吹っ飛んで大江くんになされるがまま自分のちんこを彼になすりつけていた。 「んぅ、ぁ、ぁっ、ひゃああんっ」 「ここ、ここ好きだよねっ?いつもここいしいじしてイッちゃうよねっ?」 「やっ、やっ、だめっ」 「我慢はだめだよ、んっ、ちゃんと言って、沙稀くんっ」 「あっ、まっ、ゃっ…おおえくっ、あっ、はあっ、…っき、きもちっ、いっ、からっ、まっ、て」 「僕も気持ちい…気持ちいいよっ、沙稀くん、かわいっ、んっ、くちゅ」 「んちゅ、ちゅむ、ん、んっ」 夢中で大江くんの舌に絡め、下腹部に力を入れていく。背中には大江くんの熱い胸板と汗ばんだ腹が腰にひっついている。 大江くんのキスを求めながら僕はまた性的欲望に忠実になった。 「くちゅ、ちゅ、ちゅっ、ふぁっ、ぁぁっ、らめぇ、またイキそぅ…っ」 「かわいいっ、かわいい…っ、いいよっ、だしてっ」 「ひあっ……やぁっっ!あっっ!!い、はげ、し……っい、イッちゃあ……イッちゃうからぁっ…!!」 「すき、すきだよ…すきっ、さきくんっ、僕ので、気持ちよく、なっ、て、っ!」 激しすぎる手の動きに身体全体が硬直するよう筋肉が力む。 気持ちいいしもっと気持ちよくなりたい。もっとそのまま気持ちいいところに行きたい…。 僕は口を大きく開けてその快感に大声を上げた。 「いっ、あ、ああっ、あああっ!!!」 「ッ!!!!んぐっ…!!」 びゅっと精子が勢いよく飛び出て、僕の胸や顔に飛び散る。 もちろん後ろから抱き抱えていた大江くんの口元や頬にもその飛び散りを飛ばした。 その瞬間、大江くんも耐えきれず白濁を大きく吐き出した。ドッという振動とともに粘り気のある熱い液体が四つん這いにしていた手や太腿に飛び散った。 僕はそのまま大江くんごと崩れ落ちた。 冷めていく体に大江くんの汗じみた熱の高い体がひたりつく。僕もだが大江くんもかなり汗でびっしょりしていた。 ÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷ …僕は2度目の倦怠感に意識朦朧とさせ、眠気に身をつつまれた。 薄く開きにくくなった眼で大江くんを見ると、彼は幸せそうに笑ってもう一度僕にキスをした。そのまま、ちゅっちゅっと僕の顔にしつこくキスをしてくるから、身をたじろがせて僕は視線を床に落とした。 床の上には大江くんの持ってきた段ボール箱がいつのまにか開かれていた。 楕円や変な形のおもちゃやボトルが中に入っている。色も形も様々だし透明な液体ものもある。 (…ふわぁ…あれってなん、だろ…) 目がしばしばして開かなくなってきた。 「沙稀くん、これからもお手伝いい〜っぱい頑張るね♡」 突起が丸くなっている棒を手に持って、大江くんが何か言っている。 なんだか嬉しそう…なのはわかった。 しかし睡眠欲にとりつかれた僕はそのまま完全に目を閉じる。 近づいてくる振動音も気にせず僕の意識はまどろんで落ちていった。 ♡おわり♡

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