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赤坂くんのとある日(前編)
大江×赤坂 R18
※突発短編、甘えろ、だらだら長い、乳首攻め、挿入・本番なし、オチなし、赤坂くんは性欲とキスに弱い
上記が大丈夫な方はお読みください。
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背が低くても体が華奢でも女の子と見間違われても僕は男だ。
男だから朝の生理現象だって仕方ない。起きたら血が循環してそこに集中してしまったのだ、しょうがない。おっきくなってもゆるく持ち上がってても仕方ない。
そう仕方ないのだ。
僕は手っ取り早い位置にあった枕元に置いているスマホを取り、ロックを解除してあるワードを検索する。
今どきは片手であはんうふんな映像が見れちゃうからすごい。
ベッドの上で寝転がったまま、やんわりパンツをずり下げ、毛布に触れないよう押しのける。一人暮らしのワンルームの部屋は壁が薄いからイヤフォンをつけ、自分以外誰も部屋にいない特権を利用して完全に下着を脱いだ。
僕の好きそうな目がおっきくて黒髪の可愛い女の子を探す。大きな声で喘ぐのは好きじゃないからなるべく素人で清純ぽい、恋人同士がイチャイチャしているシチュエーションのやつ…。
ちょうど良く顔の好みそうな子の動画を見つけ、再生し始める。
顔の見えない男が大きな手で女の子を撫であげ前戯が開始した。小柄な女の子はゆっくり服を脱ぎながら白い素肌を見せた。
なんとなく見始めた動画だったが想像以上に女の子が淫らで息が上がる。
今日はなんだかムラムラが止まらない。なんでだろ?2週間ぐらいシてなかったからかな…。
早く済ませてしまおうと動画を見ながら、自分のものを小さく扱く。
弱かったが、次第に快感の波が押し寄せてきて、目をギュッと瞑ると、微かな喘ぎ声と共に意識が浮上していった。
(あっ…いき、そ…)
快感が僕の体を支配する。僕は快感に促されるまま扱く手を早めようとした。
そう。気持ちいい波に乗りかけていたのに、僕はそのまま波から崩れ落ちてしまった。
ピンポーーーーン。
「ンッ?!」
無我夢中だった僕は急に現実に引き戻された。
僕の家に訪れるような人間は大していない。きっといつものように宅配便が届いたのだろう。
僕は慌ててズボンを拾い、履き直して玄関へかけていった。
僕はちょっと嫌な汗をかいた。
扉をゆっくりあけると背の高い人間が小さな箱を抱えていた。帽子は目深にかぶっていて顔はよく見えない。
しかし、僕はその人物が誰だかわかった。
「配達でーす」
「…大江くん何してるの」
「えっ、バレちゃった?」
あんなに深くかぶっていた帽子のツバを上げて大江くんは驚いた顔をした。
あんなにガタイが良くて綺麗なブロンド髪は大江くんしかいない。
僕は少しため息をつきながら、持ってきた箱へ手を伸ばした。
「今日はなに?こんな朝から。それともこの前言ってたパジャマの話?大江くんからもらったパジャマちゃんと着てるよ、どう?満足した?」
大江くんからはあっさり箱を受け取れた。
小さい箱の割にちょっと重くて、これはまたいろんなものが入ってるぞ…と僕は処分をどうしようか覚悟した。
「ああ…やっぱり沙稀くんにはシルクのパジャマが似合うね。生で見れて大変光栄だ」
「そうなの?まあ、それならよかった、ね」
もう用件は終わりかなと大江くんを見上げる。
僕の下半身はまだムズムズしており、直前でおあずけを食らって辛いのだ。
ぶっちゃけ早く帰って欲しい。
そういう意味でも大江くんを見つめると、彼の濃い蒼の瞳が少しギラリと光った気がした。
彼がスッと僕の頰に手を伸ばし、耳元へ外国人のような綺麗に整った顔が近づく。
「そんな目で見るのは…ここが辛いんじゃない?」
「ふぇ…っ」
いつもの優しくて眠たくなるような大江くんの声が少し掠れる。まだ欲求が満たされていない股間部分をパジャマの上から触れたか触れなかったのかわからないぐらい優しい手つきで撫でられた。
僕はその扇情的な囁き声と甘い股間部からの反応に膝を崩してしまう。
たまらず倒れ込みそうになるのを大江くんの大きな体が抱き抱えた。しかし、そのまま僕の膨らんだものを撫でる手はやめない。
(え…なにこの感じ……)
彼に触られてるうちにふわふわと意識が朦朧としてきた。さっきまで限界に張り詰めていたら僕の意識はもう気持ちいい方へいこうと僕の理性を無視して誘導していた。
大江くんは僕がおかしくなってるのに気づいたのか、僕の腰を紳士的かつしっかりとした手つきでつかまえ、どういう動きをしたかわからないが、僕を両手で軽やかに抱き抱え、開けていたドアを完全に閉めきった。
彼はそのまま僕の部屋に堂々と入る。先ほど毛布が落ちたベッドシーツへ僕をお姫様のように寝かせた。
寝かせられた僕はぼーっとしていて、大江くんに唇を奪われていたこともはじめ気づかなかった。
上唇を大江くんの柔らかい唇で啄まれ、少し顔の角度を変えて次は下唇を啄まれる。
(んぅ………ん?!ま、待って!僕、大江くんに、キスされてる?!)
意識が戻った僕は半ばパニック状態で大江くんの大きな厚い胸を無遠慮にドンドン叩く。大江くんはその訴えにあっさり丁寧に唇を離した。
「っは、お、大江くんどういうこと?!」
「ん?僕が赤坂くんの性処理をしようと思って」
ニコリと悪びれもなくド直球なアンサーに僕は棒で殴られたのかと思ったぐらいの衝撃を受けた。痛い頭をご機嫌に大江くんは撫でている。
「まって!ぼ、僕たち男同士…!それに性処理って…」
「男同士でも抜き合いっこするでしょ?フェラだってする男友達もいるらしいし、別におかしくないよ」
「ふぇ…?!」
「そう。朝勃ち辛いよね?僕が処理してあげる」
そう言った大江くんはまた僕の口を塞いだ。僕の口を丸ごと覆うように唇でふさがれ、湿った感覚を唇に感じる。彼はそのまま跨がるように僕を上から覆い、丁寧にキスをしながらズボンへ手をかけた。
(流石に、これは…!まずい…!!)
あんまり性に関しては積極的じゃないし、朝勃ちもさっさと済ませようと思っていた僕でもわかる。これはまずい流れだ。
大江くんはキスをしながら、僕の唇を舐め上げていく。その感覚に一瞬口が開きそうになって固く閉じ直す。流されちゃダメだ、絶対おかしいもん…!男同士で抜き合いっことか聞いたことない。ましてやキスなんて。
どう抵抗しようか悩んでる間に、大江くんはパンツの隙間に手を差し込んでしまった。いきなり直に手で包まれて、僕はあっ!と声を上げてしまう。
唇を舐めていた大江くんの舌はそれを見計らったように僕の口の中へ潜り込んだ。くちゅり、と卑猥な音がする。
一方で大江くんの舌は意外にも甘かった。
濡れてフニフニした感覚が僕の舌へ絡める。思ったよりも不快感のない感触に僕はキスを完全に拒めなかった。
そのままくちゅり、くちゅりと早くはないがしっかりと僕の舌を大江くんは絡めとっていく。たまに大きな舌の腹で僕の口内や舌を舐めあげるのに不思議と背筋がぞくりとなった。甘い唾液は僕の意識を次第にうつらうつらとさせていく。
キスをしながら、触るか触らないかのラインで僕のものを大江くんの温かい手のひらが包み込んできた。
大江くんは僕の舌を堪能しながら、ゆっくり先端に指を添わす。ジワリと大江くんの指が濡れて、カウパーが溢れているのが降下していく意識下でわかった。
ゆっくりゆっくり、撫で上げるように優しく包み込まれた温かい手の感覚は僕の意識をさらにとろけさせ始めた。
濡れた指先でカリをゆっくり包み込まれたり、裏筋を指先でツゥーッと撫でられると、熱くため息がもれる。
大江くんとのキスはいつのまにか終わっていたが、僕の意識はもう快楽の向こう側へ放り投げられていた
大江くんが熱いため息をする。
一瞬だけ見えた大江くんの目が熱をおびていて、目が合うとその瞳が蕩けたように糸を引いた。
「沙稀くん、かわいい…」
美しく微笑みながらも少し熱さを感じる眼差しがキュッと僕の心臓を締め付け、脈動を加速させ始める。
(あれ?なんでこんなに体が熱く……)
整った顔が再度僕へ近づき、チュッとリップ音をたてる。そのまま彼は首筋へ唇を落としていき、僕の胸の真ん中に再度優しくキスを落とした。その感覚にキュッキュと心臓がまた締め付けられた。相変わらず優しく触れられるだけの性器は手の中にありその体温があったかくて、液が溢れてくるのが自分でもわかった。
「ここ、舐めていい?」
大江くんがふとそう言った。
しかし僕の返事を聞く前に大江くんはペロリと舌先で胸先を舐めあげる。
僕は突然で、なんとも言えない感覚に「うっ!」と声を上げるしかなかった。
なんだか濡れてムズムズする…。
「そっか、まだ感じはしないかな?」
そう小さく呟いた大江くんはそのまま唇へキスしたときのように乳首へ唇を這わし啄んだ。
やわやわと唇で押したり挟んだり、くすぐったい刺激を与えられる。
なんだかこそばゆくて身をねじってしまうと、大江くんは僕の体に馬乗りになって、胸元を先ほどよりも強く舐め始めた。
「んぁっ!」
濡れた感じに感覚がより敏感になった。さっきとは違うもどかしさに下腹部へ熱が高くなる。
ちゅっちゅと音をたてながら舐める大江くんが「気持ち良くなってきた…?」と甘くてあったかい声を溢した。
大江くんの舌によって執拗に乳首を舐め上げられる。
もう片方の乳首はほっとかれているのにぴりぴりと先端が尖りはじめた。その先端に伸びて毛先がカールしている大江くんの髪が触れて、変な快感を覚える。
片方はちゅくちゅくと舐め上げられ、もう片方は触っていないのにぷっくり先端が立ち上がっていた。
大江くんが僕の平らな胸に顔を沈め、丁寧に舐め上げている様子がなんだか滑稽で変だ。綺麗な人が赤ちゃんのように僕の胸を吸いついているのはとてもアンバランスで、そして卑猥に見えて、僕は思わず腕で様子が見えないように目元を隠した。
おかしい、おかしくなってる。
大江くんに乳首を舐められてるのも、僕のものがそれに立ち上がってるのも、なんだかそれに気持ちよくなってしまっているのも、おかしい。おかしいよ。
身体中が熱を帯び、顔にも手先にも胸にも全て熱くなっていく。心臓は未だに早い鼓動で動いて、恥ずかしさとか気持ちよさとか背徳感で胸の中はぐちゃぐちゃだ。
僕は唇を噛みしめて、胸の感覚に抵抗しようとした。
「沙稀くん、隠さないで」
しかし、大江くんは強いけど傷つけないような手つきで僕の顔の前に置いていた腕をかき分けた。
突然現れた大江くんの綺麗な金髪が照明に透け、端正な顔が微笑む。
「真っ赤でかわいい…ほら、唇噛まないで、噛むなら僕のを、噛んで…」
心臓の鼓動がまた早くなった気がする。
動画に映ってた女の子よりももっと扇情的で、でも清らかで体ごと包まれて溶けてしまうのを全身で僕は感じた。
大江くんの唇を今の僕はそのまま受け入れた。触れた唇に体が震え、甘美な響きが伝わっていく。
大江くんがやってたみたいに唇をかぷりと甘噛みしてみると、大江くんがふわりと笑った気がした。じゅくりと唾液が溢れる。
そのまま半分意識が飛んだ状態で僕は大江くんの唇へ自分の唇を押し付けては彼の唾液を貪っていた。控えめに舌を出せば、無理に引き抜こうとせず、舌先や歯筋を舐められ、僕はまた下腹部が大きく濡れた感覚がした。
長い間ディープキスを重ね続けていると、トントンと唇を大江くんにノックされた。
「ん、ちゅっ。沙稀くん、キスもいいけど……こっちも、しよっか」
「ぁ、ひゃっ……あっ……」
もう片方の乳首が大江くんの口によって包まれた。舐められる感覚に慣れきった僕の身体はむず痒さから快感へとシフトされている。
僕のを舐め弄っていくうちに弱いポイントを大江くんは学んだようで、大江くんの舌が薄い乳輪をたどるように舐めそい、たまに当たってしまう先端が気持ちよくて仕方ない。
「沙稀くんは先端を舐められるの好きだね?」
ピチャピチャと音を響かせながら、そうせめたてられる。
羞恥で反射的に首を振ると、「うそだ」と先端を歯で甘噛みされた。その感覚に僕はまた一際甘い声を上げてしまった。
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