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愛について。⑰

一つになった俺たちは満たされた。歪で不完全でも、お互いが愛おしくて。 悲しいぐらい、泣きだしそうなぐらい、今にも胸が張り裂けそうなぐらい、俺たちは触れるだけじゃ足りなくて、身体を繋げた。 二人だけでは完全にはなれなくて、暇の共鳴する叫びも抱き締めた。 苦しいよ。 間違えてるよ。 でも止められない。 埋められない空っぽの部分を、お互いに満たして溢れさせてほしいから。 だから俺たちは、指を絡めて足を開いて、口に咥えて、擦りあげて穿って、奥へ奥へ繋げて。 逃がさないように背中に爪を立て、足で腰を捕まえ、三人分の重さでシーツに沈んで見動きが取れなくなる。 それでもいいと思えるほど、俺たちは愛に飢えていた。 「あ、あっく、んっ」 三人で堕ちる中、完全に三人で閉じられた世界に入らなくて済んだのはきっとルイ君が居たからだと思う。 「ちゅ、う、しよっ」 俺は花渡の上に座り、ルイ君は暇の上に座り、互いの痴態を見せつけられさらに身体が熱くなった。 俺とルイ君は互いの身体を抱きしめながら下からの快感に耐えた。

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