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第9話

 俺は痛いところを突かれて返答に困った。最近、毎晩のように自分で抜いている。でも大樹にやって貰うなんて、想像するだけで立ちそうだ。 「ざけたこと言ってんじゃねえよ。それより雪が積もらなかったら初もうでに行かないか?」 「ああ、いいな」  大樹は頬をあげる。俺は思った。でも初もうでにそのマフラーはしていかないでくれよな。と。俺はアドレス帳からリリアンを削除してラインをブロックした。それが大樹への誠意のような気がした。雪が少しづつ積り始めた。もしかして今夜は一緒に寝れる。ドキドキして心臓が爆発しそうになった。初もうでよりいいかもしれない。 「音々、立ってんじゃね」  大樹が笑う。俺は自分の部屋に大樹を誘った。  その後は俺ってだいじょーぶ?って思うくらい獣になった。詳しくは秘密だ。  終わり

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