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第2話
智紀は大学のテニスサークルに入っていて、日々の運動のおかげで筋肉がつき、引き締まった身体をしている。見た目がすべてとは言わないが、智紀は葵にとって非常に好ましい体型をしていた。自分とは違う、雄の色気を感じさせる割れた腹筋。大きな背中も大好きだ。感じすぎて前後不覚になると、つい抱き縋ってしまう。
「やぁあ……っ! 奥、きてるっ……」
「まだ指でしてるだけですよ? 葵さんのキツキツのお尻の中、奥までほぐしてあげないとね」
「イく……っ、とも、くん……も、イきそ……っ!!」
「だーめ」
くすくすと笑う智紀は、ずちゅっと音を立ててさらに指を奥へ進めた。
「ぁあああッ、いや、ああっ!」
智紀は前立腺を擦り上げながら、葵の大好きな奥を突く。熱い快感が背筋を駆け抜け、思わず腰が浮いてしまった。快楽に気が狂いそうなのに、容赦なく指の抜き挿しは早くなる。力強く、的確に性感ポイントをえぐるように智紀は手をうねらせた。
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