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最終話
「智紀くん……っ」
力一杯抱きついて、震える唇を重ねる。それから葵は、壊れたように「好き」と「愛してる」を繰り返した。
「そろそろ中に、出しますよッ……!」
「ああっ、キて、いっぱい、出して…僕を孕ませて……っ」
卑猥な言葉も智紀のためならいくらでも言うことができる。興奮しきった智紀は、ためらいもなく葵の中に熱い奔流を注ぎ込んだ。どくどくと注がれる精子の量に歓喜する葵は、愛されているという感覚に溺れながら意識を手放した。
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