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ありがとう

披露宴が終わって一息ついたところで聞き慣れた声が響いた 「なお~!」 「あ!文に遥~!」 「似合ってんな、ドレス」 「ん、そこら辺の女の人より綺麗だよ。いいね、ドレスも」 いつもよりかしこまった格好をした友人が褒めてくれる 「ありがとう、お義母さんが勧めてくれたんだ」 「幸せそうだね、なお。安心したよ」 「2人には、凄くお世話になったね。ありがとう」 「照れるな~!よせよっ!」 遥が頭を掻きながら冗談っぽく言う 「お互い様だよ。友達なんだからさ」 サラッと文が言う 「2人とも、本当にありがとう」

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