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友情?
奥さんとその親友2人が手を取り合っているのをみていると名波がやって来た
「あ~、泣けるね~!美少年達の美しい友情」
肩に腕をかけた悪友をピシッとはね除ける
「お前は......変態だな。コメントがおやじ目線だ」
「おい、俺がおやじならお前もだぞ!」
「......お前ほど枯れてない」
「そっか~、なおちゃん夜大変なんだな......」
そう言った名波の頭を叩いた
「いって!」
「なおで変な想像すんな」
「おうおう、独占欲が強いと捨てられるぞ」
『独占欲が強いと捨てられるわよ』
以前、母親から同じ事を言われたのを思い出す
「......わかってるよ。潤からの忠告なら、聞いておくよ」
「おい、今!潤って!」
「じゃあな、潤」
感極まっている友人をそのまま置いて、奥さんの元に駆け寄る
「なお、そろそろ」
「あ、じゃあね。2人とも「おい!伊織!」」
なおの腰に手を回して少し足ばやに歩く
「なにかあったんですか?名波さん」
「さぁ?......おかしいのは、昔からだから」
「仲良いですよね。2人とも」
「さぁ、どうなんだろうね」
『男同士の友情って良いですね』というなおの呟きを聞いて自分の口角が少しあがった気がした
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