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《欲求不満》
あずまに拒否されてから、極力、そっち方面のことは考えないように、あずまとの日常生活を楽しむことを優先しようと心に決める。
「あずまさん…」
あずまさんに触れたくなるのも、キスしたくなるのも…
あずまさんが言うように、欲求不満になっているだけかもしれないし。
とりあえず、あずまさんの言う通り、アダルトビデオ借りて帰ろう。
発散できたら衝動もおさまるはずだから。
風呂を済ませ、軽く水分補給をしたのち、いつもなら布団に入り寝る時間。
「すみません、なんか溜まってるみたいだからAV借りて来たんで見ていいっすか?」
あずまに迷惑をかけないよう、溜まったものを発散する為借りてきたAV。
観ようとするとワンルームの為、あずまにも聞こえてしまう。一応断ってみる。
「そうか、邪魔になるだろう、外に出ていようか?」
「いやいや、寝ててもらったらいいっすよ!つか、一緒にヌきます?」
「いや、それは…恥ずかしいが、しばらくそういう気分になったことがないから…はは」
そう苦笑いをするあずま。
「そうっすか、じゃそういう気分になったら一緒にしましょ」
そんな様子を可愛いな、と思いながらも普通に返事する。
「あぁ、じゃ私のことは気にせずに、おやすみ」
あずまは布団に潜り、壁の方へ向いて寝始める。
「はい、おやすみなさい」
明かりを落として、AVを再生する。
美人で胸のでかいAV女優。
煽り合う二人。
そのうち男優と絡み合い、あられもない姿で喘ぎ始める。
『あぁん、あン!ぁあ、いくっいっちゃう!はぁぁ、ぃいっ、アンっ、もっとぉ!』
「……っハァ、ん、」
自分の中心に、ローションを絡めて、男優の動きに合わせて、手で扱いていく。
しばらくAVを観ながら自慰していると…
もぞっと布団の中で動いて、起き上がるあずま。
「あずまさん?」
気配を感じ、ビデオを止めて振り返る。
「はは、雰囲気に当てられたかな、勃ってしまった」
苦笑いをしながら頭をかく。
「あずまさん、じゃ一緒にどうぞ」
やっぱりそんな仕草もかわいい。
「すまんな、もう平気だと思ったんだが、私もまだ反応できるみたいだな」
また苦笑いするあずま。
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