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セックスまではしなくても、せめて浩也に触れて欲しい。だけど、そんな風に思ってしまうのは自分が淫乱だからなのかもしれないと……途切れ途切れに気持ちを告げれば、頬へとキスが降りてきて、そのまま涙を舐めとるように舌が目尻をなぞっていく。
「今日、誕生日だから期待して、待ちきれなくて。だから、浩也くんは謝らなくていい。僕が勝手に……」
「ヒナ」
「んっ……なっ!」
いきなり視界が反転する。状況が理解できずに動揺した日向の腰から手早くズボンが下げられて、外気に尻が晒された。
***
「ひっ、やあっ」
うつ伏せに返し臀部を掴み、尻を左右へと割り開き、間髪入れずに浩也は日向のアナルへザラリと舌を這わせる。
「やっ……やめてっ、汚い」
そして……ツプリと舌を体内 へと差し入れ唾液を送り込みながら、股の間に手を差し込んで小振りなペニスをギュッと握った。
「あっ、あんぅっ」
コートの裾は捲りあげられ、膝辺りまでズボンが下ろされ、尻だけ晒され喘ぐ姿は全裸よりもある意味卑猥だ。
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