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「あっ……やっ、あぁ」
口を離して指を二本纏めてズプリと差し込むと、浩也はそれを少し開いて前立腺を中から押した。
「ひぃっ、やぁっ……そこ、押さな…で」
「なんで? 好きだろ」
「やめっ、でちゃうから……」
「出せよ」
ズブズブと中をかき混ぜる。吸い付くように伸縮しているアナルの動きは、まるで自分を誘うかのようだ。
「やぁっ、出せな…こうちゃん……」
「挿入 れるよ」
性器の根本を抑えているのから出せる筈などありはしない。一旦その手を離した浩也は日向の体を引き起こし、背後から膝裏を持ち上げると、そのまま自分のペニスの上へと日向の孔を宛がった。
***
「あっ……ああっ!」
「キツいな」
久々だから中は狭く、潤いが足りて無いせいもあって、先端が少し挿入っただけでひきつるような痛みを感じる。
「っ……いぅっ」
「痛いか?」
「大丈…夫、だから…いれて」
だけどそれより『繋がりたい』『射精したい』という欲求の方が遥かに大きかった。
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