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第12話
「僕もさ、プレゼント買ってきたんだ。2人に」
見ると同じリボンのついた箱を2つ持っている。え、俺にもくれるの?こいつ結構いい奴じゃん。開けてみるとパンダのマグカップが出てきた。和樹とお揃いだ。よかったマグカップ買わないで。
「なんだか、わりいな」
「ううん、友達になってもらったお礼と誕生日プレゼント」
原田くんは頬をあげる。そして立ち上がると、もう帰ると言った。えっ、だって来たばかり。じゃあプレゼント渡す為に来たのか。俺はまだ帰るなよ、と言ったがお母さんが雪の中、車で待っているんだという。まあ、雪が積もったらスタッドレスでも大変だと思うから、その方がいいかもしれない。
「帰っちゃたな」
「ああ、雪だしな」
しばし沈黙する。突然リングなんかあげたからだろう。普通引くよな。
だが、しかし俺は和樹の肩に手を置き顔をこちらに向けた。そして唇を合わせる。和樹は一瞬ビックリしたようだったが舌をいれて絡ませると素直に従った。俺はセーターをばんざいして脱がせてあげてから抱きついた。和樹は嫌がらなかった。白い肌は滑々で吸いつけられるようだった。背中を撫でたらのけ反って吐息を漏らしてくれた。俺は乳首を口に含む。
「ああ、佑太、俺、おかしくなりそうだ」
「いいんじゃないか?雪だし、やることねえだろう」
俺はそう言うと和樹のものを口に含んだ。和樹はすぐに固くなって俺の口で出してくれた。
「あ、付き合ってって言うの忘れた」
「順番が違くね?」
俺たちはアハハと笑った。
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