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プロローグ

プロローグ 何が起きてるんだろう...紗夜今まで学校で俺に話しかけたことなんか無かったのに 急に屋上に来いとか... 「あやちゃん」 「紗夜...」 「ごめんね?急に...僕どうしてもあやちゃんに言わなきゃ行けないことがあって」 「うん?」 何だろう...俺なんかしちゃったかな...ってかいつも家に来てるんだから家でもよかったんじゃ 紗夜は、学年一の美少年 そのルックスゆえに、ファンクラブなんてものまであるくらいだ さらに両親は有名な音楽家、紗夜もバイオリンをやっていて、その才能は日本一 かたや俺は、読書が趣味のなんの取り柄もない普通の男子高校生だ 唯一他と違うのは、未婚のまま俺を産んだ母は、ハリウッドにまで名前を轟かせる大女優 染谷 ミナミ な事かな。 まぁ公表してないし、母も当時15歳だったから当然誰にも言えるわけなく...唯一マネージャーさん兼母の友達の黒田さんは知ってる 「あやちゃん聞いてる?」 「えっ?あぁごめん...」 何でこんなにルックス真反対の俺達がこんな仲いいのかって? 「僕...小さい頃からずっとあやちゃんが好きだったんだ」 そう、紗夜の母と俺の親が友達で、小さい頃から一緒に....ん? 「紗夜...今なんて?」 「だーから、僕ねあやちゃんの事ずっと好きだったの 恋愛的な意味でねあっでも別に答えが欲しいとか...そんなんじゃなくて...いや欲しいんだけど(めっちゃ小声)ただ俺が伝えたかっただけだから...」 そう一息に言い切った紗夜は満足したように深呼吸をして「じゃあ...また」と言って出ていった 今俺紗夜に告白された...? 本当に?夢じゃなく? 「俺も好き...なんだけどな...」 まぁおいおい...後で捕まえてちゃんと話をしよう 家には来るんだろうし....多分 はぁ...にしても紗夜こんなやつのどこをすきになったんだろいつも前髪で目を隠してるし周りからもほとんど空気のような扱いなのに 「おいどけよ」 「あっすみません...」 トイレの鏡を見てるだけでこの扱い... 「はぁ...っと」 「きゃっ」 「...ごっごめんなさい!怪我は..!?」 じょっ女子生徒を吹っ飛ばしてしまった この時の俺はまだ知らない 高校生活最後の1年に渡る たくさんの出会い、繋がり 思い 想い 大切に思う心 怒り 嫉妬 この1年で沢山のことに触れ学び成長していく事に。 プロローグ 終

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