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17『春の風に -- ha lu no uta ha lu no kaze』
丘に寝転び
ランゲの春の歌を口ずさむ
目をつぶれば、
愛しい人が
春の花に添うように
ほのかに桜色のベールに覆われた空を見上げて、
また、きっと、会えるね
とささやいた。
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春が来た
また逢えないと恋人が泣く
だって僕は温むことのない
冷たい土の中に、
春の風
せめて愛しい人に花びらを
残り香で伝えよう
サヨナラを
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