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 俺と藍沢は多くの幼馴染がそうであるように、性的なものも含め、様々な経験を共にしてきた。初めて夢精した時は変な病気になったと思い、泣きながら汚れたパンツを藍沢に見せた。小学校をそろそろ卒業する時期だった。  藍沢はその下着を見ると大笑いした。すげー出したなとからかうように言った後、大丈夫だからと頭を撫でてくれた。自分の体に起こった事を説明してくれ、下着を洗うのは面倒だからと自分でする方法をその場で教えてくれた。 「おまえ、オナニーした事ないの?」 「オナニーって何? 知らない」 「自分で触って気持ちよくなって、溜まってるやつを外へ出すんだよ」 「溜まってるやつって?」 「おまえがパンツに出したやつだよ。自分でやらねぇと毎回こうなるぞ」 「そうなの?」 「ああ」  藍沢は俺のズボンを手で下ろそうとした。俺が恥ずかしさに身を捩ると、やり方を教えてやろうと思ったのにと藍沢は小さく怒った。 「俺が教えてやるから、出してみろ」 「……分かった」  藍沢が真剣な顔で言うので、これはふざけるような事ではなく特別で神聖な行為なのだと、意を決してズボンを足首まで下げ、下着姿になった。 「ちんちん出してみな」 「う……うん」   パンツをずらして幼い性器を外へ出した。空気が冷たく、寒さで縮んだそれは小さく頼りなかった。 「なんだ。まだ毛もほとんど生えてないんだな。虫の蛹みてぇ」  藍沢は自然な仕草で俺の性器を触った。俺は思わずあっと変な声を出してしまった。そんな所を他人に、ましてや幼馴染みに触られるとは思ってもみなかったからだ。 「時々、硬くなるだろ? そうなるように触っておっきくする。触ってると体が熱くなって、変な気分になってくるから……」  藍沢は蛹をぎゅっと握ると手を動かし始めた。そうされていると、蛹の根元が痒くなって徐々に熱を持ち始めた。 「分かるか? 今、おっきくなった。血がここへ流れ込んでるんだ」  性器が硬くなると、自分でもわけが分からず胸がいっぱいになった。呼吸が乱れて心臓がドキドキと忙しなく打った。体が熱くなって、気がつくと汗で背中がびしょびしょになっていた。

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