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感度検査①
「よし、身体検査は合格だ。次の工程に移れ」
オーナーと呼ばれた男はそう言った。
「やだっ、これ以上、変なことしないでください…!」
空は切に訴えたが、聞き入れては貰えなかった。
周りの男達は"次の工程"の準備を始めた。
何かの植物のようなものが運ばれてきた。
「なに…するの…?」
空は不安そうに聞く。
「よし、始めろ」
オーナーが合図すると、その植物は触手となって、空に絡み付いた。
「やぁっ、な、にこれ…っ、やだぁっ、やめて…っ」
空は必死で身体を捩る。
「この触手はこちらのモニターと連動している。この触手で触れた部分の君の感度を測ることができるんだよ」
オーナーは、タッチパネルのようなものを見ながら言った。
触手が空の胸の突起に絡み付いた。
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