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調教師④
「さて、まだ接待まで時間がある。せっかく着替えたし、撮影をしてしまおうか」
島田は時計を見ながら言った。
「さ、撮影…?」
空は恐る恐る聞き返す。
「あぁ、そうだ。お客様が指名するときの写真の撮影だ。さぁ、付いてこい」
空は強引に手をひかれ、部屋の外に出る。
「…っ、この格好で廊下を歩くの…?」
空はまた恐る恐る聞いた。
「もちろんだ。何か問題があるか?」
「何かって…、こんな露出の多い訳のわからない下着姿で部屋の外に出るなんて、ありえないですよ!」
「何故ありえないんだ?」
「なぜって…、恥ずかしい…ょ」
空は小さく言った。
「ははは、本当に可愛いなお前は。さっきも言ったが、ここではこの服が基本だ。他の服を着ることは許されん。慣れることだな。それに、そもそもお前は、昨日、大勢の男達の前であんな痴態を晒したんだぞ。恥ずかしいも何もないだろう」
空は昨日の事を思い出し、カッと顔を赤くする。
「お前は感じすぎて気づいていなかったかもしれないが、周りの男たちの中には、お前の乱れる姿に欲情して、自慰をする者が何人もいたよ」
「や、やだっ」
朦朧とする意識の中で気づいてはいたが、改めて言葉にされると羞恥がどっと込み上げた。
「自覚することだな。お前のその身体は、男達を狂わせる。だから、我々はお前を商品にするのだよ」
そう言うと、島田は空の尻を下着の上から揉んだ。
「やぁんっ、ゃ、揉まな…で…っ」
「ふ、柔らかいな。揉まれるだけで感じるのか?淫乱な子だ」
さらに強く揉みしだかれる。
「ふぁっ、ぁ、んぁ…」
「いかんな、このまま続きをしてしまいそうになる。今日は撮影をしたあと、大事な初接待だからな。これくらいで我慢しておこう。」
島田は名残惜しそうに尻から手を離す。
「だが、俺はお前の専属の調教師に任命されている。これからは、お前を俺好みに調教してやるよ」
島田はニヤリと笑っていった。
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