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恥辱⑧
「ほんっとお前のケツたまんねーな。」
パーンッという音を立て、島田はいきなり空の尻を平手打ちした。
「ひゃぁっ!」
空は驚きの声をあげた。
「叩かれるの好きか?」
島田は続けて空の尻をまたパァンと叩いた。
「やぁん!」
「は、ケツ叩かれて可愛い声あげてんじゃねぇよ」
パシン!
「あぁんっ!」
パァーン!
「やだぁっ!」
数回叩かれた尻は赤くなっていた。
「真っ白な可愛いお尻が赤くなっちゃったなぁ」
島田はニヤニヤとしながら、痴漢のように空の尻を撫で回す。
「やだ…もうやだぁ…!もう痛いのやだよぉ…ひっく…ぅぅ…」
空はついに本格的に泣きだしてしまった。
両腕を縛られていて涙を拭えず、目隠しの下から涙が頬を伝った。
「んだよ、ケツ叩いたくらいで泣くなよ」
「もうや…、もうお尻叩いちゃやだぁ…」
「なんでだよ。お前、ドMなんだから叩かれるの好きだろ?」
「…ち、違うっ!痛いの好きなんかじゃない…っ!」
空は涙声ながらも島田に反発する。
「お前の頑なに屈さないその態度、生意気だが俺は嫌いじゃないぜ。まぁ俺も楽しんだし、そろそろ目隠しは外してやるか。」
島田は空の目隠しを外す。
空は涙に滲んだ目で島田をキッと睨む。
島田は、その空の大きくて潤んだ瞳をじっと見つめる。
「お前の目、綺麗だよな…」
島田は小さく言った。
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