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サイドストーリー3 会長!相談があります(8)
シロは仰向けになり、リオはその上に乗った。
そして、シロのペニスをアナルに咥えこむ。
ユッサユッサ揺れる度に、リオのペニスは、いやらしくぷらんぷらんと揺れた。
シロはすぐに、はぁ、はぁ、と息を荒げ、快感に耐えるように目をギュッとつぶった。
「くっ、こいつのアナル。なんて、締め付けなんだ……」
「あっ、あっ……さすがシロ君ね。いいところを攻めてくる……でも、こうしたらどう?」
リオは、腰をぐるぐる回す。
「うっ……やばい……」
シロは、ビクビクっと体を震わせる。
リオは、ふふふと満足そうに笑いながら、シロに覆いかぶさった。
そして、舌を伸ばす。
「やっ、やめろ。首筋を舐めてくるな!」
「何をいっているの? 勝負なんだから、なんでもありよ。いやね」
「こいつ! こうやって、トラやニケをおかしくしたのか……うっ、やばい」
「ふふふ。言うの忘れていたけど。あたしにいかされると、しばらく廃人になるから。快楽に溺れすぎれて。ふふふ。彼らのように」
「それは、いかされたらだろ?」
しばらく耐えていたシロだったけど、いよいよ限界が近づいた。
「うっ、やばい。こんなやつにいかされてたまるか……」
「あなたも、頑張るわね。あっ、あっ、あたしも、やばいかも……でも、シロ君にいかされるなら。本望かしら。うふふ」
シロは、下半身に集まった快感を抑える事が出来ず、爆発寸前になった。
くそっ、負けたか……。
そう思って、目を閉じて覚悟を決めた。
快楽に身を委ねよう……。
その時、耳元で声が聞こえた。
「頑張って、シロさん!」
「えっ? クロか? クロなのか?」
「うん。シロさん。僕はいつでもそばにいます」
「クロ……ありがとうな。こんな奴にいかされたら、お前に会わせる顔がないぜ」
シロは、目をパッと開けると、リオの腰をガッツリと掴むと、野獣の如く、激しく腰を突き上げた。
「なっ、なに? 急に、太く固くなって……激しいっ」
「どうだ? オラオラ、もっと突き上げてやるぞ」
「ひっ、あっ、あぁ……こんなの初めて……あん、あたし犯されてる……やだ……気持ちいいっ」
「まだ、まだ! いくぜ!」
「あっ、あっ、だめ、だめ、あたしのアナル、壊れちゃう……いくっ……いくーーっ!」
シロは、そこまで話すと一息入れた。
僕は、手に汗を握って聞いていた。
「……ってな具合で、リオのやつをいかせることができたってわけ……」
「へぇ。セックス勝負ね……猫ってすごいね」
僕は、気持ちをホッと落ち着けて言った。
シロは、ははは、と苦笑いをした。
「猫は関係ないよ。でな、リオは、それ以来姿を消した」
「へぇ。またしても、チェリー公園の危機を守ったんだね」
「だけど、それ以来、勃たなくなったんだよ。たぶん、あれがきっかけだな」
シロは、はぁっ、と大きなため息をついた。
僕は、さっきのシロの話でピンとくるものがあった。
「うーん。ちょっとわかったかも」
「なっ? なんだと?」
シロは、驚いて声を上げる。
「きっとさ、シロは、そのリオって人とエッチをしたから、クロ君に後ろめたい気持ちがあるんじゃない?」
「後ろめたい?」
「そう。ほら、浮気じゃないけど、同じようなものでしょ? クロ君以外の人を、そんなに気持ちよくさせちゃったんだから……」
「うーむ。そう言われてみればな……」
シロは、考え込んだ。
しばらくして、僕に質問した。
「どうしたら、治る? これ?」
「うーん。そうだね。リオって人とのエッチを忘れるのが一番かも」
「あいつとのエッチ?」
「だって、セックス勝負っていうぐらいだから、シロだって相当気持ちよかったんでしょ?」
「まっ、まぁな……」
シロは、罰が悪そうに答えた。
うん。
これなら、僕が解決してあげられそうだ。
「はい。じゃあ、服脱いでよ」
「へっ?」
シロは、驚いてたじろぐ。
僕は構わずにシロに襲いかかる。
「ほら、はやく。ズボンとパンツ!」
「なっ、なんだっていうんだ? やっ、やめろって!」
シロは、背中を見せて逃げ出した。
往生際の悪い……。
僕は、両手を広げて、ジワリジワリと追い詰める。
「僕が、フェラをして、気持ちよくさせちゃうからさ」
「ぶっ! め、めぐむ。お前ってやつは……」
シロの必死の抵抗も虚しく、僕は部屋の隅っこまで追い詰める。
シロの頬を冷や汗がたらり、と垂れた。
「なに? ビビっているの? 僕だって、そんなリオって人には負けないくらい気持ちいいフェラできると思うよ」
「ちょ、ちょっと、お前と俺はさ……」
シロは、顔を真っ赤にしている。
あれ? 照れているの?
恥ずかしいとか?
ふふふ、ないない。
僕とシロの仲でそんな事、今更無い。
ふと気が付いた。
「あっ、もしかして! 姿を気にしているの? それならさ……」
「じゃーん。猫耳カチューシャ! どう? 猫みたいでしょ!」
僕は、さっき、山吹先輩と氷室先輩にもらったばかりの遊園地のお土産、猫耳カチューシャを付けた。
手首を丸めて猫の手。
ウインクしてポーズを決める。
「にゃん!」
クロ君とは言わないまでも、なかなか可愛いんじゃないかな?
「ぶっ! そういうことじゃなくてな……」
シロは、吹き出した。
「ほらほら、早くぬぐにゃん!」
「おい、めぐむ……なんだ、その口調は? 子供向けのアニメみたいに……」
「あれ? シロはこのしゃべりかた嫌いにゃん?」
「はぁ、もう勝手にしてくれ……」
シロは、天井を仰ぎみた。
ちゅっぱ、ちゅっぱ。
僕は、シロのペニスをムギュっと握るとしゃぶり始めた。
「どう? 気持ちいいにゃん? ちゅっぱ、ちゅっぱ」
「うっ、うっ、やばい、まじで、気持ちいい……」
「本当にゃん? ここはどうかにゃん?」
「あぁあー。金玉揉むなって……うぅ、はぁああ」
「もう、シロったら、変なよがり声をあげちゃって! かわいいにゃん! ぺろぺろ」
「はぁ、はぁ、もうでそうだ……めぐむ、いくっ」
シロは、目をギュッと閉じて、くぅと歯を食いしばる。
もう、我慢する事ないのに……。
先端部分を舌でレロレロなめ上げる。
「いいよ! たくさん出して! ほら、リオのエッチなんて忘れさせてあげる。このめぐむに任せてにゃん!」
「あっ、やばい……気持ちいいっ……うっ」
再びパクっと咥え、くびれ部分を搾り取るように唇で甘噛みをした。
そして、思いっきり吸い付く。
これでどうだ!
「うぅ……いく!」
僕とシロはベッドの上に寝転んだ。
「どう? 気持ちよかったにゃん?」
「おい! めぐむ、いつまで、にゃんにゃん言っているんだ!」
「あははは。でも、どう?」
「どうって……普通に勃起して、いったじゃないか……」
「あっ! そうだった。普通に治ってたね。あはは」
僕は、大笑いした。
シロは、苦笑いしながら言った。
「くそっ……なんか、めぐむに借りを作ったみたいで悔しいぜ」
「あはは。いいよ、シロ。僕に恩なんか感じないで。これで、クロ君をちゃんと喜ばせてあげられるんだから!」
「めぐむ……ありがとな……」
シロは、恥ずかしそうに下を向く。
「ぷっ! 照れちゃって! 可愛いんだから! シロは!」
「おい! だから、頭を撫でるなって!」
シロは、またな、と言って帰っていった。
ふぅ……。
それにしても、今日は大変だったな。
松田君の友達、吉村君に滝川君。
山吹先輩に氷室先輩。
そして、シロにクロ君か。
みんな、お幸せに……。
そこへ、スマホに着信があった。
雅樹からだ。
「おい、めぐむ。大変なんだ……ちょっと、相談があるんだけど」
ぶっ!
今度は、雅樹から!?
「雅樹、相談は明日でいい? 今日はへとへとで……」
「まぁ、いいけど。今度、家族が海外旅行だから、うちにお泊りとかどうかと思ったんだけど……」
「えっ? お泊り! いく! いくに決まっているじゃん! いつ? いつ?」
「ああ、だから、相談しようと……」
「そういうことは、早くいってよ! あー。いつなの? 待ち遠しい!」
「ぶっ! めぐむは、相変わらず……」
「エッチなんでしょ? いいよ、僕はエッチなんだから! それでいつなの?」
電話口の先では、雅樹の笑い声が聞こえた。
ふふふ。
僕だって幸せになるんだ!
だって、雅樹にめぐむ。
だもんね!
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