74 / 234

柊生がシャワーを終えて出てくると リビングに和真の姿はなかった。 寝室へ行ってみると、和真は羽毛にくるまって 丸くなっている。 寝てしまったのかと、羽毛をかき分けて 顔を覗いてみると、寝ようよ~、と半分寝言のように 言ってくる。 柊生は横になっている和真の隣にもぐり込んで 包み込むように抱きしめた。 唇を吸って、隙間からゆっくり舌を侵入させて 上顎をなぞる。 背中に回していた手を、和真の服の中に滑り込ませ 直接背筋をなぞると和真はビクリと反応した。 和真はここに来て以来、ずっと夜は 柊生のスウェットを着ている オーバーサイズのスウェットは着ているのを 見ていても楽しく、脱がすのも簡単だ。 「ヤダ」 「ん?」 「ヤメテ、眠い」 和真が上をほぼ脱がされた状態で呟く。 両腕は通したまま、まるで手を縛られてるみたいだ。 ー え、嫌って言った? 柊生が腕に引っ掛かったスウェットを 引っ張って取り上げると、うぅ~んと 唸って 羽毛に隠れる。 ー え、え? 本当に嫌なの? もっと強引にしてほしいアピール?何? 柊生はとりあえず自分も上を脱ぎ、 羽毛にもぐり込んで、もう一度和真を抱きしめた。 「どうしたの?カズ、疲れたの?」 そう聞くと無言でコクリと頷く。 ー さっきまであんなに可愛く甘えてきてたのに 何これ、どんなプレイなの!? 首筋にキスをして、舌を這わせると 和真は肩をすくめている。 柊生が和真のズボンの中に手を入れて まだ柔らかいソレをゆるゆると撫であげると 「…柊生さん 今日はやめよ」 そう背中越しに、低い声で言われて手をとめた。 「俺 こんなに毎日したことなくて 実はもう、腰が限界。。今日はお休みしよ」 「じゃぁ 今日は優しくする!」 「…バカ」 「バカでいいよ」 言いながら無視して手の動きを再開すると 和真がのソコが少しずつ固さを持ち始める。 その時 「分かった!」 そう言って和真が柊生の手を掴んだ。 「口でしたげるよ」 「え?」 突然、振り返った和真が柊生を押し倒して 柊生のズボンに手をかける ー えぇぇ! えぇ??

ともだちにシェアしよう!