139 / 234
…
「ほら、こんなに柔らかいし大丈夫…」
言いながらもう一度指を滑り込ませる。
嘘じゃない中は熱でもあるみたいに熱くて
柊生の指を飲み込もうと、きゅうっと吸い付く。
「っんん~~やめっ」
「頑張って、カズ」
何度か出し入れを繰り返して指を抜いた。
「…ん~、、ぅも~」
和真はゆっくりとした動きで柊生を掴み
挿れる角度を探しだす。
「え?あれ?なんか期待してたのと違う
もっと恥じらって」
「えぇ~? めんど…くさっ…ン」
入り口を見つけて、ゆっくり腰を沈めて
ふーっと息を吐いた。
ー やだ、できない、許して。とか
そういうの待ってたのに。この子テゴワイ…
和真はそのまま柊生の胸に額をくっつけて
丸まって動かなくなった。
短い吐息だけが聞こえる。
「カズ、動いて?」
ナカはぎゅうぎゅう締め付けて
柊生の与える刺激を待っている。
「…ん~ 今、ムリ。。ちょっと待って…」
「…大丈夫? 痛いの?」
小さく首を振る。
「今動いたら… 出ちゃいそ…で…」
小さな声で吐息混じりに言った。
「マジ?」
和真は黙って頷いた。
顔が見たかったけど見えなかった。
いったいどんな顔で
挿れただけで 出ちゃいそうなんてエロいこと
言ってるんだ。
「ホントに出るか試してみよう!」
愉しくなった柊生が下から突き上げるように
揺すると、バカッ!と和真が叫んだ。
やめて、と哀願するのを無視して
和真の尻を両手で押さえ込んで何度か突き上げる。
「あっ…ぁあ!やっ……!!」
突き上げる振動と同じリズムで声を上げて
数回突いただけで、和真は本当に吐精した。
「ヤバ!」
言って、すぐさま近くに散乱していたバスタオルを
柊生の腹の上に被せ、ホッとしたように
胸の上に倒れこんだ。
「ククッ…ホントに 出たねぇ」
柊生が笑うと、胸の上に倒れている和真が
手をグーにして、柊生の胸を割りと強めに
ドンと叩いた。
ともだちにシェアしよう!