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柊生の首筋に吸い付いて、自ら腰を揺らす。 「カズ ドライいきってやつなの?」 「…知らない…」 額には粒の汗をかいて眉を寄せて うるさそうにキスで口を塞ごうとする。 和真の媚態に興奮して 柊生自身も おもしろいほどあっさり 固さを取り戻してゆく。 頭の芯がドロドロに溶けていくように もう何も考えられない。 和真に誘われるまま また腰を振って 今まで聞いたこともない声で 和真が喘ぎ その声をどこか遠くできいていた。 激しくつき続けて 体がずり上がり、ベッドから 落ちて二人で笑った。 普通だったら萎えそうな状況なのに それすらも興奮材料で、床に落ちてもヤり続けた。 窓台に手をつかせて、後ろから腰を抱えて ガツガツ責めて 何度目かの絶頂をむかえたとき。 ついに和真が意識を手離した。 本当に突然ガクッと力が抜けて 床に崩れ落ちた。

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