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第一章・3話
卒業後は、互いに別の進路をとった。
男子校に進学した公彦は、卒業アルバムの清水を眺めては、これがホントに男だったのかと思い出を反芻する三年間を過ごした。
そして大学生になった今、思わぬところで再会を果たすとは。
どうしよう。
声をかけようかな。
でも、俺の事など覚えてないだろうと考えているうちに電車がホームに滑り込み、清水は乗車してしまった。
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