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第二章・16
「あ、あぁ。んっく、うぅ」
快感が、ぞくぞくと湧いてくる。
扶実は思わず、見悶えた。
肇はその動きに合わせて、今度は彼の胸元を攻略し始めた。
鎖骨を甘噛みし、両手でじっくりと胸筋を撫でさする。
そうする度に手が乳首に当たり、扶実は震えた。
次はきっと、ここを責められる。
想像しただけで、乳首が硬く尖ってくる。
手でそれを捉えた肇は、意地悪く笑った。
「どうして欲しいの?」
「も、解ってるくせに」
恋人を嬲る性癖ではないので、肇は素直に扶実の乳首を口に含んだ。
「あぁん! んぅ、う。あっ、あっ」
コリコリになった桃色の尖りを、肇は存分に味わった。
舌先で中心をつつき、歯茎で優しく噛んだ。
唾液でヌルヌルにした後、何度も強く吸う。
「うぁあん! やぁッ! あぁッ!」
「とっても美味しいよ、扶実」
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