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第14話

「なぁ頼むユウー!」 「緋悠おれも!!!」 「俺からもお願いします緋悠様!」 「「「勉強を教えてください!」」」 今俺は三バカに勉強を教えてくれと 頼まれている。 これにはそれぞれ理由がある 全員に一致する事は全部俺のクソ従兄弟が 仕組んだ。 では、一人一人杏椰にどんな条件を出されたかと言うと… 数分前に遡る。 回想入ります! ─ 昼休み杏椰に呼ばれ手伝いに来た俺は 仕事を終わらせ理事長室のソファで杏椰がくれた紅茶を飲みながら寛いでいると、 「ひー、テスト…ひーなら大丈夫か!」 「当たり前。」 俺は1年の時撮影で3ヶ月海外にいた時に 向こうの家庭教師を事務所の社長が雇ってくれて 空き時間に勉強をし、向こうで大学卒業までの勉強を全て1ヶ月で終わらせ帰ってきた。 その間こっちの高校からの留学生扱いにしてもらったので本来は高校卒業しているがこっちでセイと卒業したいのでまだ学生をしている。 ここからが冒頭に繋がること 「お前は大丈夫だとしてー 鬼頭、佐久間、渋谷のこの学園の三バカは 次赤点取ったら大変なことになるぞ」 学園三バカの 鬼頭は鬼頭 聖夜(きとう せいや)2のA 佐久間は佐久間 直樹(さくま なおき)2のA 渋谷は渋谷 嵐(しぶや あらし)だな。1のB 全部俺の周り… 今更だがちなみに俺も2のA。 「大変な事?」 「おー、 そうだ!ひー今から放送で三バカ集めろ! 電話でじゃなくて放送な!」 「なんで?」 「次のテストで条件を出す。 放送なのは一人一人電話で呼び出してたら 時間かかるだろ!」 なるほどね。 「了解」 その場で杏椰が何か紙に書いて 「その通りに読めよー」と渡された紙を手にし マイクのスイッチを入れた 『2のA セ…鬼頭 聖夜、佐久間 直樹、1のB 渋谷 嵐。今すぐ理事長室へお越しください。 こなければ、、、、』 これ、俺が読むの!? チラッと杏椰に視線を向けると 笑顔で杏椰が来てマイクを取り 『10分以内に来なければ ひーは、俺のものになります。 全員で来いよー!』 は? 杏椰がマイクのスイッチを切った瞬間に 突っかかった。 「おい。クソ従兄弟。 誰がお前のものになるって?」 「お前が俺のだけど? …ちょっ、待ってひー苦しい!」 仕方なく杏椰から手を離した でもさ、 「どうゆう事だよ!」 「こうやって言ったら アイツは残りの2人も引き付れて ちゃんと来るだろ?」 アイツとは間違いなくセイの事だな。 セイ… 来るな。絶対。 俺の事となると常に真剣だから。 「なるほどね。」 で、数分後 10分以内にセイは直樹と嵐を引き連れてやって来たのだった。

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