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第16話

って事があった訳です。 理事長室を出て教室へ戻り授業を受け 放課後。 HRが終わってすぐ セイと直樹がさっさと教室を出て行ったので 何事かと思っていたら 俺が少し寄り道して部屋に帰ると 三バカがいて、 冒頭に戻る。 「なんで俺がお前らに勉強教えなきゃいけない訳?」 絶対ヤダ。めんどい。 それに俺今日この後1件だけ番宣でバラエティ番組出ないかんのよなぁ。 「理事長の好きにさせてたまるか! お前は俺のや大変な事ってなんやー!」 「緋悠頼む!特別チケットほしい!!!」 「緋悠様お願いします!学園撮影会したいんです!」 「…」 えー。。。めっちゃ複雑。 これ以上長引かせて遅刻したら困るしなぁ。 「ユウ!」 「緋悠!」 「緋悠様!」 はぁ。 「分かった。かまんよ。 でも、明日からでもええか? 俺この後外出せなあかんのや」 「「「え?」」」 え?ってなんや。 「この後生放送でバラエティ番組出るんや。 番宣兼ねてな。 やから、明日からなら教えれる!」 「俺も行く」 「緋悠?そのバラエティ番組のやつってさ 俺見に行ってもいい?」 「緋悠様!俺も行きたいっす!」 「お前ら許可取ってないやろ。」 コイツらひょっとして全員まとめて 実は俺のストーカーじゃないのだろうか。 「「「あ。」」」 「ざんねーん。 生放送で視聴者参加出来るけん ここから見れば。 じゃ、俺行ってくるー」 颯爽と部屋を出たのだった。 ── 『はじまりました! あなたの本質見抜きます! 今回は心理テストです。』 『心理テストですか!楽しみです!』 『はい!そして、今回のゲストはこの人! 緋悠様こと、神崎 緋悠さんでーす!』 「よろしくお願いします。」 『緋悠様は、心理テストとかしますか?』 「はい!学校で流行ってますから」 たまにだけどね。 直樹がそうゆうの好きなんだよなぁ。 『そういえば、緋悠様はまだ17歳でしたね!』 「あはは!はい! よく大人びて見えるねって言われます。」 20代かと思った!とかね。 まだ10代だわ。 『私とタメか私より上だと思ってましたよ! あ、時間押してる。 それでは今回は緋悠様とレギュラーの4人に 心理テスト答えてもらいます! 心理テストは全部で7問あります。 視聴者の皆さんも参加できるので参加してくださいね!』 7問もあるのかー。 心理テストって意図が分からないから困るんだよなぁ。 まあ、どうにかなるでしょ。 俺らしくでいこ。 『想像してください。あなたは美しい森の中にいます。太陽はキラキラと輝き、風があなたの頬を気持ち良くなでています。 ここまで宜しいですか? 』

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