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第19話

終わったのが23時 部屋の前に帰ってきたのが23時半 さすがに帰ったよなーと思い ドアを開けると びっくり。 「緋悠おっかえりー!おつかれ!」 「緋悠様トークも完璧なんですね!兄貴喜んでましたよ!」 「ユウ!おつかれ!」 直樹も嵐も俺の帰りを待っててくれた。 「ただいま。」 こうやって直接言ってもらえると嬉しい。 もっと頑張ろって思える。 ─ よし。 「お前ら俺が帰ってくるまでいたって事は覚悟出来とんやろ? 今日は泊まってけオールでミッチリそのツルツルの脳ミソに教えてやるわ。」 俺たちの夜はこれからです。 勉強会スタート。 とりあえず、いきなり高校の内容やったって 基礎の基礎が出来ていない三バカだ。 なので、小学生5.6年の内容をする事にしたんだけど… 「なんで…嵐それ小学生の算数やぞ? 掛け算やぞ? これまず全部覚えろ!」 「直樹!分数な。 足し算と引き算。 …普通にすればえんや!」 「セイ…あ、正解。」 セイが正解とかそんな。 明日槍降ってくるかな。 嵐と直樹は本気でやばいと思う。 これ、俺じゃ無理かもしれない… そっからは俺の眠気がピークにたっし、 イライラしながら教えたからかなりスパルタだったと思うけどだいぶマシになったと思う。うん。 それから毎日放課後 土日は、朝から夕方まで 全ての教科を満遍なくやり 遂に月曜日。テストの日が来た。 最初は調子良かったセイも途中からやる気が失せ 大変だったが、三バカ相手にがんばった俺お疲れ。よくやった! ─ 「お前ら俺がかかってんだよ。 俺が教えたのに赤点なんて取ったら 覚えとけよ。 でも、今日までお疲れ。 テストがんば。」 「「「はい!」」」 そして1週間のテストが終わり 俺たちのテスト勉強会&テストは 幕を閉じたのであった。 結果発表の日。 張り出されているテストをセイと直樹と見に行く 今回のテストは100点満点で9教科。 ちなみに2年は全部で150人 200点未満が赤点 2年 テスト 1神崎 緋悠 900/900 2藍澤 暁 880/900 ・ ・ ・ 130 鬼頭 聖夜 399/900 135 佐久間 直樹 350/900 よっしゃ! セイも直樹も赤点じゃなーい! 良かった。 嵐のも見に行かなきゃ! この時俺はすっかり忘れていた。 嵐が赤点じゃない場合の事を… セイと直樹とそのまま 1年のテスト結果を見に行くと 140 渋谷 嵐 201/900 1年も200点未満が赤点。 つまり…合格! 人のテストの結果を見てここまで喜んだの 初めてかもしれない。 そっからテスト結果を報告しに 嵐も合致し皆で理事長室へと向かったのであった。

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