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第95話
「ユウ!俺は別れn
『ピーンポーンパーンポーン』
くそ!放送!」
ナイス放送!
Twitterとかで別れる方法募集してみようかな…
『生徒会選挙に出る生徒は
至急体育館まできてください。
繰り返しますーーー』
呼び出しか。
今の声は、久々登場の現生徒会長 明智 蓮先輩だな!
チラッと藍澤の席を見ると既に居らず
先に向かったようだ。
相変わらず行動がはやい。
俺もそろそろ行くか…
あーだっる。
「体育館行くわー」
「緋悠がんばれよ!」
「ユウの勇姿目に焼き付けとく!」
勇姿って…
直樹とセイにヒラっと手を振り俺は教室を後にした。
______
場所が変わり現在体育館。
入ってすぐ目に付いたのは、蓮先輩と藍澤が話している所だったので俺もそこに近寄る。
「おつかれ。久々だな緋悠」
「お久しぶりです蓮先輩」
ちょうど蓮先輩が俺に気づき藍澤との話を中断し先に挨拶してくれたのでそれに返すと
「おい。俺の事は蓮で良いって言ったのに
そんな他人行儀な…それに敬語もいらんと言っただろ!」
え…そんなこと言われた?
ダメだ久々すぎて覚えてない。
「…い、一応蓮先輩生徒会長やし
周りの目もあるけん、ね?」
焦ってセイと話す時ぐらいにしか
使わない方言が出てしまった…
蓮先輩怖いんですけど…
蓮先輩って言った時の目が怖かった。
威圧と言うべきかオーラと言うべきか
「あぁっ?」みたいなとにかく怖かった。
「まあ。仕方ないか。
ただし生徒会選挙が終わったら元通りで頼む。他人行儀なのは寂しいからな。」
全く記憶にないけど
「了解!」って頷く。
「なんの話してたんですか?」
藍澤をチラ見し再び蓮先輩を見ると
「あぁ。順番どうしようかと思って
藍澤くんと緋悠だけだから2人で決めてって話してた。緋悠は先と後どっちがいい?」
え。俺?うーん。。
藍澤はカンペがある俺はない
って事は俺が先の方が良いのか?
藍澤の後にするともし同じような事を話してしまったら真似したと思われるかもやし…
俺の考え弄れてる…?
でも実際カンペがない分藍澤の内容に寄ってしまう可能性も無きにしも非ずって考えると
「俺が先行く!藍澤もいい?」
やっぱ俺が先の方が良いよね。
本当は後の方が良いんですけどね…(笑)
だって先の方が緊張するじゃん?
すました顔でこんな事言ってるけど心臓ドッキドキやわ。
あ、でもまだ救いがある!
もしかしたら藍澤先が良い言うかもしれんし!
「…俺は後の方が良いと思ってたからそれで良いですよ。」
「デスヨネ。」
…ちっ。
俺の願望が。。。
大勢の前で話すのは慣れてる
慣れてるが…やっぱ緊張するよぉ。
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