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第三章・17

「何だ、これは!?」  メイド姿の女優。濃厚なフェラチオ。延々と続くあられもない濡れ場。  早送りで確かめてみたが、どこにも名作のめの字もない。  こんなものを見ていたのか。どうりで慌てて帰っていったはずだ。    1年生のくせにマセガキめ、と苦笑いしたが、ふと夏休み前に見たメイド服姿の千尋を思い出した。  男優のものをしゃぶる女優に、千尋の姿が被る。 「いかん!」  慌てて再生を止めた。  封印するようにディスクをパッケージに戻し、元の場所へ押し込んだ。  それと同時に、千尋が風呂からあがる気配が。  間一髪。  しかし、風呂からあがってきた千尋は、いつもよりなにやら顔が赤いようだった。

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