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第三章・26
「千尋、もういい」
「……」
「口を離せ。出そうだ」
余裕のない弦の声。
は、と千尋は弦から顔を離した。と同時に、勢いよく体液が放たれた。
「んぁッ!」
白濁の液は、べっとりと千尋の顔に注がれその白い肌を、赤く染まった頬を汚していった。
「あぁ……」
うっとりと眼を閉じる千尋。
あぁ、弦先輩。気持ちよかったんですか?
出しちゃうくらい、気持ちよかったんですね?
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