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第四章・18
やがて弦は唇全体でその桃色の尖りを包み込み、唾液をたっぷり絡めて舐めまわし吸った。
千尋が身悶えながらも泳いでいた両腕を弦の背中に回す。
彼が嫌がっていないことを感じ取ると、弦は舌腹で大きく胸全体を味わい始めた。
胸を嬲っていた唇と舌は、さらに敏感な腋へと進み、もうその頃になると千尋は絶え間なく甘い喘ぎを漏らしていた。
借り物の柔道着を汚すとまずいな、と千尋に溺れそうになりながらも弦はどこか妙に醒めたことを頭の片隅で考えていた。
腰を浮かせ、擦り付けられてくる千尋のものはすっかり勃ちあがっており、漏らすのも時間の問題だ。
弦は腕を下に伸ばすと、千尋の帯を解いた。
息を荒げながら全て脱がせると、白い肌に道衣で擦れた痕があちこち赤くなっている。
「千尋、痛かったな。すまない」
赤く擦れた痕を、舌で舐めて癒してゆく。
その後唇で強く吸い、もっと赤い痕を点々と残したが。
舐められ、吸われるたびに千尋は声を上げ悶えた。
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