121 / 239

第五章・15

「先輩……、お願い」 「仕方のないやつだ」  始めたのは自分のくせに、弦はそう言って笑うと千尋にもう一度キスをした。  キスをしながら、今度は直に千尋の乳頭に触れる。  さきほどから刺激を与え続けているので、すでに充分その存在を増している。  弦は唾液で指を濡らすと、その指先で乳首をぬるぬると弄った。 「はぁ……あ、あぁ。んっ、あぁ……」  キスをしながら片手で乳首をいじり、もう一方の手はすでに千尋の内股へ伸びている。  一度に三か所も責められては千尋ももう降参するしかなく、弦に服を脱がされるまま甘い息をついた。

ともだちにシェアしよう!