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第五章・16

 とろり、とローションが後膣に落とされる。  千尋の白い胸を舐めまわしながら、弦は太い指を体内に沈めていった。  巻いた唇でゆっくりと乳首を噛みしだきながら、そのリズムに合わせて指を奥へと進めてゆく。  指が根元まで入りきったところで、舌でぺろりと舐めあげた。 「んあっ! やっ、やっ」  切ない千尋の声を聞きながら、指を抜き差ししてみる。  ローションでよく滑る後膣はすぐに弦の指を二本飲み込んだ。 「先輩、だめっ。そこは、ダメッ!」  だめと言いつつも、ここが一番感じる部分という事はすっかり解かっている。  弦は内壁の、千尋の弱いポイントを二本の指で押し擦った。

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