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※ 真っ赤な果実

「結城先輩のお尻も狙ってないから安心してって言ってた」 「何一つ安心出来ねぇわ・・・」 表彰式後のやり取りを嵐ちゃんに伝えると見たことがないくらい引き攣った顔をされた。わかるわかる、俺も多分同じ顔してたと思う。 結局あの後、よしのにはこれを機に友達になりたいと言われた。俺としても変態発言以外のよしの自体はとても話しやすくて好きなので、有難くその申し出は受け入れた。 「今日は疲れたぁ〜」 本当に疲れた。今日と言わずこの二週間はよくこの体力の無い体で頑張った。いつもより早く終わった学校から急いで寮に戻って風呂場に直行。疲れと汗がひいて冷えた体に暖かいお湯が染み渡る。同じタイミングで帰宅した嵐ちゃんも何故か一緒に入ってきて、今は俺を背中からホールドした状態で共に湯船に浸かっている。 流石に狭いけど後ろから緩く抱き締めてくる厚い筋肉が心地いいから我慢。やわやわと大きな手が程よい力加減で疲れた脚をマッサージしてくれているのが気持ちいい。 「ん、ぁっ、、んぅッ」 「エロい声出すな」 だって本当に気持ちがいい。呆れた嵐ちゃんがこれで終わりとでもいうように脚の付け根部分を押してきたのはやばかった。リンパの通っているそこは疲れていると確かに気持ちいいけど、擽ったさも相まって刺激が下半身に響くのだ。 「ぁあっっ」 ついつい大きな声が出てしまうのも仕方ない。それに俺は気づいている。人にエロい声を出すなと言っておきながら、俺の背中をさっきから押してくる硬い存在に。 「何か当たってるんですけどー」 「馬鹿、当ててるんだよ」 そう言い俺の身体を少し浮かせ、膝に乗せるように抱き寄せられる。すると背中に当たっていたものが次はお尻の下を通って俺の股の部分から顔を出した。相変わらずデカいんですよ、本当。 どこでヤル気を出しちゃったのかな嵐ちゃんは。でも後ろからゆるゆると乳首やお腹の辺りを撫でられると、こっちまでそんな気分になってくる。というよりもしかして一緒に風呂場に入ってきた時点で狙ってた? 程よく身体が温まったところで場所を寝室へと移す。先程の風呂場から引き続き弄られ続けている乳首が熱を持ってきた。 「えっろ」 「んッ」 ジンジンする方へ視線をやると白い肌の上で激しく主張をするそれが目に入った。元々の色素の薄いピンクから痛々しい程赤く色を変えた姿。赤く染めた本人がそんな感想を漏らすのはどうかと思うけど、自分で見ても、確かにえろい。しかも至近距離で見つめてくるため熱い吐息がかかるだけで甘い刺激に下半身が疼く。 「ぁ、ゃだ、、んぁっ」 「嫌じゃないだろ?」 弄られ続けたそこを尚もしつこく刺激され、敏感になり過ぎて最早痛い。痛いのに気持ちが良くて、でもやっぱり痛くて、逃げたいのに力が入らない。しかも痛いのが苦手なはずなのに、萎えることなく、むしろ先走りを垂らし続ける下半身に驚く。その間も止まない嵐ちゃんからの刺激に押し寄せてくる快感の波が押し寄せる。 「っっはっ、」 音が出る程強く乳首を吸われた瞬間、一際大きく身体を跳ねさせてイった。あまりの刺激の強さにまともに声も出ない。イった後も暫くビクビクと跳ねる身体を優しく撫でられ、それさえも快感として受け取ってしまう。 痛みさえ気持ちいいと感じてしまった事が衝撃だ。もしかして俺はMっ気があるんだろうか・・・。 「嵐ちゃんのせいで変態になっちゃう・・・」 その事実に若干涙目で睨みつけるも、全く気にした様子のない嵐ちゃん。 「変態大歓迎だけど?」 「俺はやだぁ〜」 可愛いのに、そう言い啄ばむようなキスを顔中に降らせてくる。その機嫌をとるような行為に単純な俺はすぐに絆されるのだ。

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