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後記
『キサラ』
「・・・んぁ?」
あれ、俺・・・生きてる・・・?
「食べ・・・ないん、ですか?」
『喰う。だが、今すぐとは言ってない』
え・・・。
『今すぐ喰って欲しいのか?それとも、もっと俺の傍にいたいか?』
そんなの、決まっている。
「ぃ、いたいですっ、お傍に・・・置いてもらえるん、ですか?」
銀の瞳が意地悪く光る。
にやり、と笑った口元に鋭い牙。
『置いてやる。お前が、もう喰ってくれと泣いて頼むまでな』
泣いてまで、喰って欲しいと頼む事があるんだろうか。
喰われるより大変な事が・・・。
「あの・・・ょ、よろしく、お願いします」
久遠 の時間 を、あなたと───
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